ドコモの「AQUOS PHONE SH-12C」、緊急地震速報に対応


 NTTドコモは、シャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SH-12C」向けにソフトウェア更新サービスの提供を開始した。緊急地震速報などを配信するサービス「エリアメール」に対応する。

 これまで同社の携帯電話では、従来型の機種(フィーチャーフォン)でのみエリアメールに対応していたものの、4月下旬の2010年度決算会見において、発売済の機種を含め、スマートフォンでもエリアメールに対応させる方針が示されていた。

 今回、その方針を受けて、ドコモのスマートフォンでは初めて「AQUOS PHONE SH-12C」がエリアメールに対応する。エリアメールを配信する仕組みは、標準化された規格であるCBS(Cell Broadcast Service)方式となる。これにより、気象庁が発表する緊急地震速報、自治体が発表する災害・避難情報や大規模テロ情報などが受信できるようになる。このほか今回のソフトウェア更新を実施することで、特定アプリにおけるドロップダウンリストが正しく表示されないことがあるという不具合も解消される。更新所要時間は約10分。

 ドコモでは今後も順次、スマートフォンのエリアメール対応を進める方針で、他の機種については準備が整い次第、あらためて案内される。ただし、対応機種はAndroid 2.1以上とのことで、発売済機種のうち、HT-03A、LYNX SH-10Bは対象外となる。

 




(関口 聖)

2011/7/21 11:01