ソニー、LTEモジュールも選択できる薄型PC「VAIO Z」


 ソニーは、個人ユーザー向けパソコン「VAIO」シリーズの夏モデルとして、LTE対応も選択できる薄型・軽量路線のZシリーズ新モデルを発表した。店頭販売される標準仕様モデル「VPCZ219FJ/B」は7月30日に発売され、オープンプライスながら店頭価格は25万円程度になる見込み。

 今回発表された新型「VAIO Z」は、薄さ約16.65mmで、ソフトウェアプラットフォームにWindows 7を採用するノートパソコン。CPUに、インテル製の「Core i5-2410Mプロセッサー」を、ストレージにSSDを採用する。好みの仕様にカスタマイズできるオーナーメイドモデルでは、CPUにインテル製「Core-i7-2620Mプロセッサー」を、ストレージに第3世代のSSD RAIDを採用する。

 標準仕様モデルのディスプレイは、13.1インチで1600×900ドット。HDMIやBluetooth、WiMAX、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)をサポートする。専用コネクタで接続する「Power Media Dock」も用意され、グラフィックアクセラレーター「AMD Radeon HD 6650M」での高解像度動画の視聴が可能になるほか、「Power Media Dock」に備わるHDMI端子やVGA端子、LAN端子、2GのUSB端子、DVDスーパーマルチドライブで拡張性を高められる。

 オーナーメイドモデルでは、クアルコムのモバイル通信ソリューションである「Gobi」を搭載しており、NTTドコモのFOMAネットワークを利用したデータ通信が利用できる。8月からはLTE通信モジュールも選べるようになり、別途、回線契約することで、ドコモのLTEサービス「Xi」で通信できる。注文する際には「非搭載」「3Gのみ」「3G+LTE」という選択が可能とのこと。「3G+LTE」での価格は未定だが、「3Gのみ」を選択すると、1万5000円高くなる。

 

(関口 聖)

2011/7/5 17:08