Android版「ATOK」が試用期間延長、3キャリア対応など内容拡充
ジャストシステムは、Android端末向けに試用版として提供している日本語入力システム「ATOK for Android」の内容を拡充し、3キャリアのAndroid端末向けに提供を開始した。Androidマーケットからダウンロードできる。また、2月末までとされていた無償の試用期間は、今回提供の最新版にバージョンアップすることで6月30日まで延長される。有償化が検討されている正式版は5月より提供される予定。
今回の対応端末の拡充により、新たにKDDIとソフトバンクモバイルのAndroid端末向けにも提供される。対象機種は、KDDIがIS03、REGZA Phone IS04、ソフトバンクがDesire HD 001HT、003SH。ドコモはXperia、GALAXY S、GALAXY Tab、LYNX 3D SH-03C、REGZA Phone T-01C。対応機種は順次追加される見込み。
最新版の「ATOK for Android」では、「ATOKダイレクト for マッシュルーム」として、「マッシュルーム」機能が追加される。マッシュルームアプリを導入することで、郵便番号から住所に変換したり、電話帳からメールアドレスを呼び出したりといった機能を文字入力中に利用できる。マッシュルーム機能は、日本語入力アプリ「Simeji」で採用された、外部のミニアプリと連携する機能。ソニー・エリクソンがXperiaで提供するPOBox Touchでもマッシュルーム機能がサポートされている。
最新版「ATOK for Android」ではこのほか、キャリアごとに異なる絵文字の入力をそれぞれサポート。従来同様に推測変換を搭載し、「ケータイ入力」「ジェスチャー入力」「フリック入力」「QWERTYキーボード入力」と4種類の入力方法を選択できる。
なお、対象機種のうち、REGZA Phone T-01C、およびREGZA Phone IS04には「ATOK」がプリインストールされている。これらの機種では、Androidマーケットで提供されている「ATOK for Android」をダウンロードしてインストールすると、別々の入力方法として認識され、設定や学習内容は共有されない。
「ATOK for Android」試用版 |
2011/2/24 11:23