「Androidマーケット」にパソコンでアプリを管理できる機能


 Googleは、Android端末向けのアプリマーケット「Androidマーケット」のWeb版をオープンした。パソコンのWebブラウザで閲覧でき、アプリの購入や携帯端末へのインストールも行える。利用は無料で、表示言語は一部が日本語化されている。

 今回提供が開始されたWeb版のAndroidマーケットは、従来であれば携帯端末からしかアクセスできなかったAndroidマーケットに、パソコンのWebブラウザからもアクセスできるというもの。Android端末で同期しているGoogleアカウントでログインすれば、これまでダウンロードしたアプリの一覧を確認できるほか、ログインしたGoogleアカウントで同期している端末が一覧で確認でき、端末の表示・非表示や、ニックネームを設定することが可能。

 Web版のAndroidマーケットでは、アプリの情報をパソコンの大きな画面で確認できる。概要やユーザーの評価、スクリーンショット、ユーザーコメント、開発者が提供しているほかのアプリなどの情報をひとつの画面で確認できる。

 端末へのインストールをWebから直接行えるのも特徴で、アプリの紹介ページでインストールボタンを押せば、端末を操作しなくてもインストールを完了させることが可能になっている。インストール先の端末が複数ある場合は選択できるほか、アプリが利用するネットワーク、位置情報といった要素については、インストールを決定する前に確認できる。有料アプリの場合は、Googleチェックアウトで決済を行う。

 なお、現在のところ、ジャンル名やユーザーコメント、アプリの概要などは一部が日本語で表示されているものの、Webサイトは英語での表示が基本になっている。契約内容などについては十分に確認する必要があるだろう。

 

(太田 亮三)

2011/2/3 12:28