BCN調査、スマートフォンが絶好調


スマートフォン市場は年末に急拡大した

 BCNは、2010年のコンシューマエレクトロニクス市場を振り返る発表会を開催した。BCNは、全国23社のPOSデータを基に、販売動向を調査している。スマートフォンは12月になって大きく売上を伸ばしている。キャリア別では、従来から強かったソフトバンクを、NTTドコモが急迫している。

 端末販売台数の7割をスマートフォンが占めるソフトバンクに対し、NTTドコモも5割弱がスマートフォンになっている。同様に、スマートフォンのOS別では、iPhoneのiOSに対して、Androidが急迫している。12月単月で見ると、Androidが78.2%、iOSが21.1%で、BlackBerry/Windows Mobile/Symbianなどは1%以下に留まった。

 同じく12月単月のスマートフォンを機種別でみると、ソフトバンクはiPhoneが82.2%、GALAPAGOS 003SHが15.3%で、iPhone中心。同じくKDDIはIS03が94%と集中している。それに対しNTTドコモは、Galaxy Sが35.8%、LYNX 3Dが30.7%、REGZA Phoneが20.5%、GALAXY Tabが7.3%、Xperiaが4.5%と、複数の機種に分散しているのが特徴となっている。

キャリア別シェア。ドコモが急迫しているOS別シェア。Androidが年末に逆転した

(伊達 浩二)

2011/1/13 18:06