GALAXY S発売、有楽町にも山田社長や堀北真希ら登場


 NTTドコモは、10月28日よりサムスン製のスマートフォン「GALAXY S」の販売を開始した。発売日となる28日には「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」に続いて有楽町の家電量販店「ビックカメラ有楽町店」の店頭にNTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏が登場、期待の新型スマートフォンをアピールした。

 発売記念イベントに最初に登壇したビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏は、「携帯電話の次は、スマートフォンの良さを、比較してもらいながら選んでいただきたい。GALAXY Sは画面が鮮明で美しく、操作感が良い。売り場で良さを体験してほしい」と、店頭に多数のデモ機を用意して販売していく方針を示し、「4月のXperiaの発売時と比べても予約数は圧倒的に多く、ユーザーの期待度は高い」と好調な滑り出しになるとの見方を明らかにした。

 NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏は、「10月15日から予約を開始し、たくさんの予約をいただいた。GALAXY Sは超高精細のスーパーAMOLED、Android 2.2、Flash 10.1と充実したスペックで、いろんなところを楽しんでもらえる」と充実した機能を紹介。また、「本日からドコモマーケットでゲームなどさまざまなコンテンツの配信を開始する。電子書籍のトライアルサービスも開始し、50種類程度を無料で配信する」とスマートフォン向けコンテンツの充実もアピールした。また、タブレット型の「GALAXY Tab」は11月下旬に発売予定と、こちらの紹介も忘れなかった。

ビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏
GALAXY SとGALAXY Tab

 

 発売記念イベントには、NTTドコモのCMにも出演している堀北真希もGALAXY Sを手に登場し、「画面がとても大きく、薄くて、持ったときに手に馴染む感じがします」とコメント。さらに、堀北真希から「素敵なGALAXY Sを見つけてきました」と紹介され、会場にダース・ベイダーが登場した。イベントでは、宮嶋社長、山田社長、堀北真希、ダース・ベイダーの4人でくす玉割りを行い、GALAXY Sの販売開始をアピールした。

GALAXY Sを手に登場した堀北真希
イベントの最後にはくす玉割りで発売をアピール

 

「iPhone 4に競合できる」

 山田社長は、イベント後に報道陣からの質問に答えた。AppleのiPhoneがスマートフォン市場では先行しているが、山田氏は、「iPhone 4に競合できる機種だと思っている。横に並べて、こちらを買ってもらえればと思う」などとし、iPhoneに似ているとの指摘には「スマートフォンでは同じような形になるが、こちらにはスーパーAMOLEDが搭載されている。iPhoneとは違う良さがあると思っている」とコメント。供給量を不安視する声には、「有機ELは世界的に品不足なのは事実だが、毎月、Xperiaと同じぐらいの量は供給してもらえると考えている」とした。

 スマートフォン全体については、「上期だけで60万台近く販売している。下期でも手応えはある」として、目標の100万台到達に自信を見せた。今後のラインアップについては、「11月8日に発表する秋冬モデルで、ワンセグ、おサイフケータイに対応したモデルを発表する」とし、XperiaのOSバージョンアップについては「11月を考えている」とした。

 スマートフォンに関連して電子書籍の展開を聞かれた山田氏は、「これからはスマートフォンに搭載することで一気に広がっていくのではないか。来年早々には本格的なサービスを開始したい」と電子書籍の展開についてもスマートフォンと絡めた展開を語った。

報道陣からの質問に答えるドコモの山田社長GALAXY Sの販売が開始されたビックカメラの店頭

 



(太田 亮三)

2010/10/28 12:05