防水仕様で12.2メガカメラのAndroid端末「REGZA Phone IS04」


REGZA Phone IS04 ブラック

 「REGZA Phone IS04」は、通信方式としてCDMA 1xEV-DO マルチキャリアRev.Aをサポートし、Android 2.1を搭載する富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の端末。発売時期は2011年の春を予定する。東芝ブランドを冠した初のAndroid搭載スマートフォンとなる。

 IS04には超解像などに対応した映像技術、モバイルレグザエンジン3.0が搭載される。3Dの立体ノイズリダクションに対応しており、ワンセグやYouTubeなどの動画を高品質に楽しめる。ユーザーが撮影した動画にも、超解像技術が適用される。テレビなどで録画したVGAクラスの高画質な動画をmicroSD経由で視聴できるほか、端末で撮影した写真などをレグザリンク機能を利用してテレビで楽しめる。

 ワンセグ、赤外線、EZwebのEメール、おサイフケータイへの対応に加えて、防水性能も実現。防水性能はIPX5およびIPX7となる。カメラは約1219万画素のオートフォーカス対応カメラを搭載する。現時点では、対応するおサイフケータイアプリは未定だが、「基本的にはKDDIのプラットフォームを使っているので、IS03とほぼ同じと考えてほしい」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ関係者)という。新サービスの「jibe」や「Skype」にも対応する。

 デフォルトのユーザーインターフェイス(UI)は、IS03などと同様、Ocean Observationsが開発した「Ocean UI」となる。東芝製のWindows Mobile端末などに搭載されていた「NX!UI」のAndroid版も用意し、「設定メニューの中で切り替える形になる」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ関係者)という。Windows Mobile版より、「さらにカスタマイズ性が高くなり、ホーム画面に好きなサイトの画面などを張ることができる」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ関係者)のが特徴だという。mixiやTwitterを簡単に利用できる機能も用意されている。ただし、展示会場には操作可能な実機がなく、UIを実際に確認することはできなかった。

 OSにはAndroid 2.1を搭載し、Flash Liteに対応。マルチタッチによる操作も行える。CPUは1GHzのSnapdragon。 時期は未定ながら、「Android 2.2にバージョンアップする方針」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ関係者)だといい、発売後にアップデートする形で新OSが提供される予定だ。

 通信方式は「WIN HIGH SPEED」としてCDMA 1xEV-DO マルチキャリアRev.Aがサポートされており、対応エリアでは下り最大9.2Mbps、上り最大5.5Mbpsの速度でパケット通信を行える。無線LANはIEEE802.11b/gに対応し、Bluetooth 2.1+EDRも利用可能。

 画面は約4インチ、854×480ドット(フルワイドVGA)のTFT液晶で、最大32GBまでのmicroSDHCカードがサポートされている。外部インターフェイスはmicroUSB。

 auの主な対応サービスは、Eメール(~@ezweb.ne.jp)、Cメール、デコレーションメール、LISMO!、au one Marketで、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、6軸センサー、3.5mmジャックも利用できる。日本語入力はジャストシステムの開発したAndroid版のATOKとなる。

 連続待受時間は約300時間で、連続通話時間は約310分(いずれも暫定値)。大きさは約62×126×12.2mmで、重さは約149g(いずれも暫定値)。ボディカラーはブラック、ホワイトの2色をラインナップする。

REGZA Phone IS04 ホワイト

 

(石野 純也/太田 亮三)

2010/10/18 11:10