パナソニックが「LUMIX Phone」を開発、年度内発売へ
パナソニック モバイルコミュニケーションズは、パナソニックのデジタルカメラブランドを冠した携帯電話の新モデル「LUMIX Phone(ルミックスフォン)」を開発した。発売されるキャリアは明らかにされていないが、2010年度中に商品化される。
今回発表されたLUMIX Phoneは、デジタルカメラの「LUMIX」を冠したモデル。その名の通り、カメラ機能に注力したモデルとなり、有効画素数約1320万画素のCMOSセンサーを搭載する。
撮影に関連した機能として、高画質技術「Mobile VenusEngine」を搭載しており、記憶色に沿った色味で、暗いところの撮影がより美しくなるように補正されるという。デジタルズームでは超解像技術(3Mサイズ、1535×2048ピクセルまで対応)が用いられるほか、レンズの上に配置された透明パネルには、光の反射を抑えるマルチコートフィルタが採用されている。また、「P-04B」で採用されたフラッシュと比べ、2倍の明るさになるという高輝度フラッシュも備えている。
このほか、撮影した写真をメールに添付したり、Wi-Fi経由でパソコンへコピーしたりできる機能「ピクチャジャンプ」も利用できる。画面上の写真一覧で利用したい写真を選び、画面にタッチしてメールへの添付やWi-Fi経由でのコピー、削除のいずれかに写真を“持っていく”という操作になるという。このほか、DLNAにも対応する予定。
スペックの詳細や外観は明らかにされていないが、端末は10月5日に開幕するイベント「CEATEC JAPAN 2010」に出品される。10月1日からは特設サイトがオープンし、順次情報が公開される。大きさは約116×52×17.7mm、重さは約146g。3.3インチ、フルワイドVGA液晶ディスプレイを装備する。
2010/10/1 15:04