ソフトバンクのP端末7機種に不具合、ソフト更新開始


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 ソフトバンクモバイルは、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製7端末に、モバイルSuicaアプリ関連の不具合があるとして、一部機種よりソフトウェア更新サービスの提供を開始した。

 不具合は、モバイルSuicaアプリが起動できない場合があるというもの。ソフトバンクは7月14日、「920P」「921P」「823P」「824P」の4モデルにおいてこの不具合を発表し、対応を後日案内するとしていた。今回の発表で対応が明らかにされるとともに、「930P」「931P」「832P」の3モデルが不具合の対象モデルに追加された。

 ソフトウェア更新の開始日は、「920P」と「921P」が7月23日、「823P」と「824P」が7月30日、「930P」と「931P」、「832P」が8月5日~。最新版ソフトウェアを適用することで今回の事象が解消されるほか、細かいバグなども修正させる。

 なお、ユーザーはソフトウェア更新後に、モバイルSuicaアプリの削除を再ダウンロードを行う必要がある。作業に伴って、利用中の携帯電話でモバイルSuicaアプリのセンターサーバーへ、一時的にデータを移行させなければならない。アプリ削除/再ダウンロード後にセンターサーバーに移行したデータを携帯電話へ取り込む。

 更新作業に要する時間は最大30分程度。ソフトウェアの更新中は通話やメールなどの携帯電話の操作が行えず、緊急通報もできない。

 また、「920P」のユーザーは注意が必要だ。今回のソフトウェア更新を適用すると、海外ローミング時のS!メール(MMS)の受信初期設定が「自動受信」に変更される。現在の設定が変更されることはないが、「オールリセット」や「設定リセット」を実行した場合に、ローミング受信設定が自動受信となり、海外で利用した場合にメールの通信料が高額になる場合があるとしている。

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(津田 啓夢)

2010/7/23 18:00