日本通信、通話対応のスマートフォン用SIMカード発売
talkingSIM |
日本通信は、データ通信と音声通話を利用できるスマートフォン向けのSIMカード「talkingSIM」(トーキングシム)を7月30日に発売する。同社のWebサイトにて販売し、MNPにも対応する。
「talkingSIM」は、W-CDMA方式でSIMロックフリー版のiPhoneやAndroid端末、Windows phoneなどでの利用を想定したSIMカード。提供エリアは、NTTドコモのFOMAのエリア。
基本使用料は月額3960円で、インターネットは使い放題、無料通話分は1050円分(最大25分相当)が含まれている。無料通話分を超えた通話料は30秒につき21円。年間契約ではないため、解約の際の違約金などは設定されていない。契約時の事務手数料は3150円。支払いは一般的な後払いで、契約にはクレジットカードが必要。
音声通話サービスでは、無料のオプションサービスとして転送電話、国際ローミング、国際電話、迷惑電話ストップサービスが用意されている(通話料は別途必要)。また、月額210円でキャッチホンが、月額315円で留守番電話サービスが用意されている。国際ローミングおよび国際電話の通話料は、ドコモの料金体系と同じ。
サービスの内容は、同社がすでに提供しているデータ通信用のSIMカード「b-mobileSIM U300」に通話サービスを付加した形。通信速度はベストエフォートで上り下りともに300kbps超に設定され、安定した速度の通信が行えるとしている。また、Webアクセラレータも組み合わせられる。なお、SIMカードの形状は一般的なもので、microSIMカードではない。
現在、技適マーク取得済みの動作確認端末として日本通信が案内しているのは、AppleのiPhone 3GS(SIMロックフリー版)、NTTドコモのF1100、HT-03A(バージョン1.5)、Xperia、T-01A、ウィルコムのHYBRID W-ZERO3、GoogleのGDD Phone(バージョン1.5)、HTCのHT1100、P3600、NokiaのE61、E60。なお、法律上、海外の端末を国内で利用する場合、ソフトウェアの画面上あるいはカバーの内側を含む外装に、技術基準に適合した印である技適マークが表示されている必要がある。
2010/7/23 12:26