iidaのデザイン、若手クリエイター起用で新しい感性を注入
KDDIの増田氏(右)とデザイナーの坪井氏(左) |
高木氏のミニライブ |
13日のiidaの新製品発表会は、「iida Press Preview 2010 Summer」と題して、表参道ヒルズのスペース オーで実施された。発表会のプレゼンテーションは、KDDIのコンシューマー事業本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏より行われた。
増田氏はiidaのコンセプト「LIFE>PHONE」を紹介するとともに、キーワードとしてinnovation、art、design、imaginationという4つの語を挙げ、「新しいケータイのライフスタイルを提案する」と改めて説明した。
今回発表されたiidaのラインナップは、「LIGHT POOL」のデザインを坪井浩尚氏、LIGHT POOLの光の演出と音楽を高木正勝氏が担当。ART EDITIONのコンセプトモデルには、名和晃平氏と東信氏が起用された。
増田氏は、4人のクリエイターがいずれも1975年~1980年生まれの若い世代であるとし、今夏のiidaは、携帯電話やPHS、ポケベルなどの新しいコミュニケーションツールを使ってきた世代の感性を取り入れようと試みたとした。
また、LIGHT POOLについて同氏は「デザイン的にもプロダクト的にもこれまでよりも完成度が高い」とアピールしており、製品スペック的にも満足できるものではないかとした。KDDIでは、20~30代のアートやデザインに対する感性の高い層を中心に販売展開していく方針だ。
このほか、iidaのArt Editionが今回コンセプトとして発表されたことについて、「現時点では商品化は未定。Art Editionの常設展示もしたいところだが、現時点では決まっていない」と話した。Art Editionの今後の商品化については「作品ごとに考えていきたい」とするに留まった。
発表会では、Art Editionを展開する名和晃平氏と東信氏ら自身の作品のプレゼンテーションのほか、LIGHT POOLの光の演出や音楽を手がけた高木正勝氏の映像とピアノ演奏によるミニライブなども行われた。
名和氏 | 東氏 |
2010/7/13 15:28