IDC調査、2010年第1四半期の携帯出荷数は2期連続のプラスに


 IDC Japanは、2010年第1四半期(1~3月)の国内携帯電話出荷数を発表した。

 出荷数は853万台、前年同期比2.7%のプラスで、2四半期連続で前年同期比を上回った。同社では、先進ユーザーの買い替え需要が好調であったこと、3キャリアが積極的な新製品の投入を行ったことの2点を、市場が好転している要因に挙げている。

 メーカー別シェアでは、シャープが1位を獲得した。シェアは26.8%で、16四半期連続でトップを獲得している。2位は前四半期から順位を上げたパナソニックで、シェアは15.8%。3位は富士通(12.1%)、4位は京セラ(11.6%)、5位はNEC(8.6%)と続いた。

 2010年の見通しについては、新しいスマートフォンの投入で市場が活性化され、需要の安定化の兆しが見られるとしている。

2010年第1四半期 国内携帯電話出荷台数 メーカー別シェア

 



(太田 亮三)

2010/7/13 12:50