ドコモの「F-06B」に複数の不具合、ソフト更新開始


F-06B

 NTTドコモは、富士通製FOMA端末「F-06B」にBluetoothやメール、microSDカードに関連した不具合があるとして、ソフトウェア更新サービスの提供を開始した。

 今回明らかにされた不具合は3種類。1つめは、Bluetoothの電源がONになっている際にソフトウェア更新を行おうとすると「他機能起動中のため起動できません」と表示され、更新できないというもの。Bluetooth機能の電源がONになっていると更新できないため、ドコモではBluetoothをOFFにしてから更新するよう案内している。

 また、メール送信直後にスライドすると、メールが送信されず、未送信BOXに保存されるという不具合もある。さらにmicroSDカード内の画像について、フォルダ間の選択移動ができず、全画面表示もできなくなることがあるという。

 「F-06B」には自動更新機能が用意されており、初期設定では午前3時になると処理が行われる。またメインメニューの「本体設定」→「その他設定」→「ソフトウェア更新」にアクセスすると手動で更新することもできる。ただし、Bluetooth機能をONにしてると自動更新も行われない。更新中、通話など他の機能は利用できない。

 このほか、「F-06B」はNTTドコモが導入を進めているオペレータパック搭載機種となっているが、同時期に発売された「SH-07B」といったオペレータパック搭載機種で今回の事象は確認されておらず、「F-06B固有の事象」(ドコモ広報部)という。

 



(関口 聖)

2010/7/12 15:01