ドコモの定義ファイル更新、MSIL/Terdial.dスパイウェア対応

　NTTドコモは、スマートフォン向けのセキュリティスキャン機能における最新版パターンデータを公開した。対象となる端末は、Windows Mobileを搭載した「T-01B」「T-01A」「SC-01B」「HT-02A」「HT-01A」「F1100」「F-05B」。

　今回のアップデートは、「PDAPockerArt_patched.CAB」という名称で配布されているソフトウェアに含まれるウィルス「MSIL/Terdial.d」への対策が含まれている。ソフトウェアをセットした場合、約3日経過するか実行ファイルを起動すると国際電話番号あてに音声通話発信を行う。以降、1カ月毎に同様の音声通話発信が実行される。

　対象の端末において最新版パターンデータを適用することで、細かいバグ修正なども行われる。パターンデータは手動更新および自動更新に対応する。セキュリティスキャン機能のパケット通信料は無料。