auのスマートフォン「IS02」発売、田中専務が店頭に
KDDIは、Windows Mobile 6.5.3搭載の東芝製スマートフォン「IS02」の販売を開始した。発売日となる24日には都内のauショップで記念式典が開催され、KDDI 代表取締役執行役員専務の田中孝司氏が駆けつけて意気込みを語った。
KDDI 代表取締役執行役員専務の田中孝司氏 | 田中氏がポスターを貼り替え、発売をアピール | 店頭で通行人にチラシを渡す一幕も |
24日に発売されたWindows Mobile搭載のIS02は、Android搭載のIS01と同時に発表された、“au初”を謳うコンシューマー向けスマートフォンの第1弾。IS01は30日に発売することも田中氏から明らかにされた。
田中氏はこの日、報道陣の前で「予約受付開始」と書かれていた店内のポスターを「IS02 本日発売!!」と書かれたものに貼り替え、発売をアピール。「本当にお待たせしました、というのが本心。スマートフォンでは劣位にあったが、これから頑張りたい」と、au初となるコンシューマー向けスマートフォンの発売にこぎつけた感想を語った。また、「iPhoneで拡大したスマートフォン市場をなんとかキャッチアップしていきたい。auらしさを追求したい。日本人が望む機能を入れていきたい」と特徴付けでこだわりを持って進めていく方針を示し、スマートフォン市場についても「今後数年で半分くらいにはなるのではないか」と急速に拡大していくとの予想を明らかにした。また、秋には2台目需要ではなく1台目需要にも応えられる製品を投入するとし、ラインナップを拡充していく方針を示した。
イベント会場となったのはauショップ池袋東口店 | ショップ前を行き交う人にIS02発売を案内 |
IS02 | 店内ではISシリーズのコーナーが設置されていた |
■Android第2弾、おサイフケータイ対応で秋発売
外観イメージのみ公開されているAndroid端末の第2弾 |
店頭のイベントでは、KDDI コンシューマ事業本部、サービス・プロダクト企画本部 オープンプラットフォーム部長 重野 卓氏の姿も見られた。ISシリーズについて、重野氏は本誌の取材に対し、特定の用途に特化した利用も可能で、Office Mobile最新版を搭載、パソコンとの連携に優れた「IS02」、一般的なユーザーや女性もターゲットに、インターネットやSNSの使い勝手を高めた「IS01」という棲み分けを示した。特にIS01ではAndroidマーケットとは別に日本人向けのコンテンツストアを発売と同時にスタートさせる予定で、独自のレコメンド機能や、auの電話料金と合算した決済が可能といった点を特徴に挙げている。
重野氏はまた、今後のラインナップについて、外観のみ公開されていたAndroid搭載スマートフォンの第2弾を秋に発売するとし、IS01で対応するワンセグ、EZwebメールに加えて、おサイフケータイへの対応に言及。「1台目として使える」とラインナップの拡充に自信を見せた。
2010/6/24 13:46