2010年3月の携帯・PHS出荷は微減、2009年度は前年比87.7%に


 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2010年3月度の携帯電話・PHS出荷数を発表した。全体では、284万台(前年同月比97.9%)で3カ月ぶりのマイナスを記録。JEITAでは「春モデルの新製品も需要を押し上げる牽引役となっていない」と指摘している。

 携帯電話の出荷数は、276万1000台(前年同月比98.9%)となり、3カ月ぶりのマイナスとなった。このうちワンセグ対応製品は217万6000台(前年同月比90.7%)で、ワンセグ搭載率は78.8%、ワンセグ搭載製品の累計数は8035万1000台で、8000万台を初めて超えた。PHSの出荷数は7万9000台で、前年同月比は70.8%と4カ月ぶりのマイナスを記録した。

 今回の発表により、2009年度(2009年4月~2010年3月)を通じた出荷数も明らかとなった。2009年度の携帯・PHS出荷数は3142万6000台で、前年比87.7%となった。2008年度と比べて約442万7000台減少し、5000万台を超えていた2007年度から約2000万台の減少となっている。JEITAでは、「3000万台前半という規模は1998年度の水準」として、景気状況のほか新販売方式導入による端末買替サイクルの長期化が影響したと分析している。携帯電話の2009年度における出荷数は3059万3000台(前年比88.3%)、PHSは83万3000台(前年比68.9%)となった。

 



(関口 聖)

2010/5/12 12:18