DNP、「ここは酒」など街の食分布が分かるiPhoneアプリ実験


 大日本印刷(DNP)は、食に関する街の特性を表示するiPhone向けサービス「ここなに?」の実証実験を開始した。

 「ここなに?」は、ユーザーの現在地周辺の飲食店情報を基に、現在地付近の食の特性が表示されるiPhoneアプリ。GPSを利用せずに地図画面上の任意の場所にタッチすると、該当地域の食に関する特性分布も分かる。地元の食の特性や土地勘のない場所で食の特性が発見できる。

 グルメサイトに掲載されている飲食店情報をタグ情報として、指定された場所のタグ情報の数量を集計、「ここは酒」「ここは野菜」「ここはキノコ」といった情報が表示される。食に関するキーワードは約750種類用意される。また、ユーザーが店舗や場所に対するタグ情報を付与することも可能。

 実証実験の期間は4月15日~9月30日。対象地域は東京23区となり、飲食店約1万9000件の情報が用意される。アプリは無料で利用できる。DNPでは、実験を踏まえて2011年以降にスマートフォン向けサービスの事業化を予定している。


 

(津田 啓夢)

2010/4/20 13:20