クラウド型情報管理ツール「Evernote」日本語版が登場


 Evernoteは、マルチプラットフォームに対応した情報管理ツール「Evernote」日本語版の提供を開始した。

 「Evernote」は、文書やWebページ、画像、音声などがメモとして保存できる情報管理ツール。Windows/Mac OS、iPhone、Android、BlackBerry、Windows Mobile、Palm Preなど、さまざまなプラットフォームに対応したWebアプリケーションとなる。2008年6月に米国でサービスが開始され、会員は世界で250万人を超えているという。

 今回発表された日本語版では、Web版の日本語化のみならず、新規登録やプレミアムへのアップグレード、ノートパソコンの共有などが日本語環境で利用できるようになった。EvernoteのCEOであるフィル・リビンは、日本語版の提供について「日本は、米国以外でもっとも多数のユーザーを抱える国で、ユーザー数の伸びも突出している」とコメントしている。

 「Evernote」は、マルチプラットフォーム対応により複数クライアントでの情報管理が可能で、クラウドを活用した情報管理が行える。PC側で保存したデータをモバイルで確認したり、モバイル側で保存したメモをPC側と共有したりといった利用方法のほかにも、Twitterに投稿した内容をそのままEvernote側に記録したり、名刺を撮影して取引先管理などにも応用できる。

 また、メモの検索機能が用意されており、現時点では手書き文字を含めた欧文を認識する、今後、90日以内に日本語もサポートされる予定。

 Evenote関連ではこのほか、ソニーがVAIOシリーズのノートパソコンとの連携を表明、インフォテリアも、同社が開発中のiPhone向けカレンダーアプリ「TwitCal」との連携を明らかにした。


 

(津田 啓夢)

2010/3/3 18:43