「iPhone OS 3.1」公開、「iTunes 9」との連携強化


 アップルは、音楽および映像管理ソフト「iTunes 9」を発表した。合わせて、iPhone OS最新版「iPhone OS 3.1」へのアップデータも提供が開始された。

 「iTunes 9」では、iTunes Storeの特定アルバムにおいて、動画や歌詞、アートワークなどさまざまな情報を提供する「iTunes LP」や、音楽や映像コンテンツを自宅にある最大5台の機器に転送できる「ホームシェアリング」機能などのほか、ユーザーライブラリの中から楽曲を判断してプレイリストを作成する「Genius」も「Genius Mix」と名称が変わった。

 また、「iPhone OS 3.1」との連携機能として、iPhone上のアプリのレイアウトをiTunesから整理できるようになる。さらに、、アーティスト名やジャンルによって音楽を同期させ、iPhotoの「イベント」や「人々」によって写真を同期させる機能が追加された。米iTunes Storeでは、1曲1.29ドル(約119円)で着信も販売される。

 「iPhone OS 3.1」のアップデータには、このほかにもiTunesとの連携機能が追加される。また、メールとSMS/MMSに添付された動画をカメラロールに保存できる機能や、MobileMeを利用して遠隔操作でiPhoneをパスコードロックする機能、 キーパッドに電話番号をペーストする機能などが追加される。

 さらに、不具合の修正も含まれている。iPhone 3GでBluetoothをオンにした際の無線LAN機能のパフォーマンスが改善されるほか、一部のアプリケーションアイコンが正しく表示されない不具合なども修正される。

 

(津田 啓夢)

2009/9/10 12:14