ニュース

格安SIMで使いたいスマホ、Androidユーザーでも半数は「iPhone」

検討中の大手キャリアユーザーが対象、MMD調査

 MMD研究所(MMDLabo)は、「格安SIM」と呼ばれるモバイル通信サービスを検討中している大手キャリアのユーザー1072人を対象に、意識調査を実施した。

iPhoneユーザーは様子見?

 調査内容は利用中のOS別で発表された。iPhoneユーザーとAndroidユーザーで回答が大きく分かれたのが、「購入検討時期」についての質問。

 「2017年内」という回答は、Androidユーザーでは半数近くに上ったが(46.4%)、iPhoneユーザーでは18.9%に止まった。iPhoneユーザーで最も多かったのは「次期は未定」というもの(iPhoneユーザー:59.7%、Androidユーザー:39.0%)。

使いたいスマホはAndroidユーザーでも「iPhone」が最多

 格安SIMで検討している端末のうち、最も候補として端末を聞くと、iPhoneユーザーの90.5%が「iPhone」と回答。Androidユーザーでも56.6%は「iPhone」を挙げた。

 機種別の回答では、iPhoneユーザーは上位7位までがiPhoneシリーズで占める結果に。Androidユーザーは3位の「Xperia J1 Compact」を除き、6位までをiPhoneシリーズが独占。大手キャリアではマイナーなものの、多くのMVNOがセット端末として提供しているファーウェイやASUSの名前は挙がらなかった。

 今まで「格安SIM」にしなかった理由は、iPhoneユーザー、Andoridユーザーともに「契約中のキャリア2年縛りがあったから」が最多。iPhoneユーザーは「iPhoneでも利用できるか分からなかったから/iPhoneが購入できないから」という理由が2位に続いた。

検討中の格安SIMブランド

 現在検討している格安SIMブランドを複数回答で聞くと、iPhoneユーザーは「Y!mobile」(47.7%)が最も多く、続く「楽天モバイル」(46.3%)と「UQ mobile」(42.5%)が他を引き離した。

 一方、Androidユーザーは「楽天モバイル」が50.1%と半数が検討中という結果に。2位以下は「UQ mobile」(31.5%)、「Y!mobile」(31.1%)、「OCN モバイル ONE」(30.5%)と続いた。