ニュース

シャープのフリーフォームディスプレイ採用、3辺狭額縁「SHARP AQUOS S2」中国で発売

 中国InFocus Mobileは、シャープブランドの3辺狭額縁Androidスマートフォン「SHARP AQUOS S2」を発表した。中国市場にて8月14日に発売する。

 「SHARP AQUOS S2」は、前面のほとんどをディスプレイ領域が占める4辺狭額縁使用のAndroidスマートフォン。シャープの持つ「Free Form Display」の技術を使用し、上部のインカメラを取り囲むように凹んだ形状のディスプレイを使用している。ディスプレイ占有率は87.5%で、5.5インチディスプレイながら5インチクラスの端末と同等の横幅に抑えた。

 ディスプレイは約5.5インチで、解像度は1080×2040ドット。LTEと3Dのデュアルスタンバイをサポートする。OSはAndroid 7.1.1。独自のユーザーインターフェイス「Smile UX」や、アシスタント機能「RoboS」を搭載する。

 標準版と高配版(ハイグレード版)の2種類を用意。標準版はチップセットが「Snapdragon 630 SDM630」、メモリが4GB、ストレージが64GBとなる。高配版はチップセットが「Snapdragon 660」、メモリは6GB、ストレージは128GBとそれぞれグレードアップしている。大きさは約141.8×72.04×7.9mm、重さは約140g。

 InFocus Mobileは、中国・深センのスマートフォンメーカー。中国市場において、シャープスマートフォンのブランドライセンスを取得し、AQUOSスマートフォンを提供している。

 日本のシャープ広報は、「SHARP AQUOS S2」について、InFocusが企画・製造し、シャープ監修の上でブランドライセンスを供与している端末と説明。日本での提供は未定とした。その上で「日本市場向けには、より日本のユーザーの合ったAQUOSスマートフォンを企画開発していく」とコメントした。

 なお、「SHARP AQUOS S2」と似た形状のディスプレイを搭載するスマートフォン「Essential Phone」が、アンディ・ルービン氏が率いる米Essentiaより5月に発表されている。