【CEATEC JAPAN 2016】

ロボホンや家電連携、角が丸いスマホ液晶を展示するシャープ

 千葉県の幕張メッセにて、家電・ITの総合展示会「CEATEC JAPAN 2016」が開催される。10月3日には報道関係者向けに公開され、設営の終わっている一部のブースを取材することができた。一般公開は10月4日~7日の4日間。

シャープのブース

 シャープのブースでは、ロボット電話「ロボホン」の次なる展開として、サービスロボットとして法人向けの提供を念頭に置いた、「ロボホンレストラン」「ロボホン観光」「ロボホン見守りの」3種類が紹介されている。これは10月3日に発表されたロボホンの「お仕事パック」の具体的な活用例で、受付・接客やプレゼンテーション、遠隔アプリなどからなる。ロボホン関連ではこのほか、“着せ替えロボホン”として、「ロボホン」のボディの一部を交換する着せ替えパネル「ロボホンウェア」の最新版が展示されている。

 家電製品と連携する製品では、こちらも10月3日に発表された、シャープが掲げる“AIoTスマートホーム”を実現する「ホームアシスタント」が展示されている。「ホームアシスタント」は赤外線リモコン機能を備え、他社を含めた既存の家電製品を操作できる機能を持つ。本体はクラウドに接続することでネットワークと連携でき、音声で話しかけるといった対話型のインターフェイスが搭載される。

「ホームアシスタント」

 先端技術を紹介しているコーナーでは、円形を含めたシルエットでも自由にデザインできる「フリーフォームディスプレイ」の技術を応用し、スマートフォン向けに、上端の2つのコーナーを丸めたIGZOディスプレイを展示している。5.2インチ、1920×1080ドット、425ppiという仕様で、三辺狭額縁の技術も融合、コンセプトモデルような佇まいに仕上げられている。

コーナーを丸めたスマートフォン用ディスプレイ

 このほかにも、フリーフォームディスプレイとして円形と楕円形のディスプレイや、ダイヤル型のコントローラと一体化した円形ディスプレイを展示している。

 さらに超高解像度IGZOディスプレイとして、1000ppi超のディスプレイも展示されている。これはヘッドマウントディスプレイなどへの内蔵をターゲットにしたもので、2.87インチ、1920×2160ドットで1008ppiを実現。両目用に2つ搭載することで解像度は4K(3840×2160ドット)になる。

フリーフォームディスプレイ
1000ppi超の小型・高解像度ディスプレイ
27インチ 8K HDR対応液晶ディスプレイ
8KとHDRで表現されるCGキャラクター、Saya
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