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ARでアイドルと同じステージに立つ、フジテレビとドコモのアイドルフェスを体験してみた
2017年8月4日 20:15
3Dキャラクターになった自分がアイドルと同じステージに立ち、同じ振り付けで踊る――そんな楽しみ方ができる“自撮りAR”「JidorAR(ジドラー)」が、8月4日~6日、東京・台場のフジテレビで開催される「TOKYO IDOL FESTIVAL 2017」の「NTTドコモ×フジテレビ 5Gステージ」で楽しめる。
さっそく4日の「まねきケチャ」が登場する会場に潜入してみると、120~130人ほどの観客の姿。そのうち100人弱がライブ前に自身の顔をスキャンしており、そのデータがすぐ3Dモデル化。ステージのバックパネルにあしらわれたARマーカーを読み取って、ライブ時にアイドルと一緒に踊る、という仕組み。「まねきケチャ」がこの日、演じた4曲のうち、3曲目のデータをスマートフォンのマイクで検知して、「JidorAR」の3Dキャラクターが、「まねきケチャ」メンバーと同じ振り付けをするようになっていた。
ライブがいざスタートすると、ファンたちが拳を突き上げ、応援の声を張り上げる中、「JidorAR」を試す人はほんのわずか。ただし、振り付けが連動する3曲目は「まねきケチャ」からの呼び掛けもあって、観客のほとんどがスマホをステージに向ける。自身の顔を反映した3Dキャラクターがステージ上の「まねきケチャ」と並ぶ中、スマートフォンを向けられた「まねきケチャ」のメンバーは、一斉に突き出されたスマートフォンのカメラに、少し戸惑った様子。とはいえ、曲が始まると、そんな緊張は捨て去って目一杯のパフォーマンスを繰り広げる。スマホで「JidorAR」を楽しんでいた観客は、このパフォーマンスにひっぱられたのか、あるいはスマホを掲げ続けることに疲れたのか、徐々にスマホをおろして、ライブに熱中していった。
会場には、NTTドコモの阿佐美弘恭副社長と、フジ・メディアホールディングスの嘉納修治会長の姿も。スマートフォンやタブレットを通じて、アイドルたちのパフォーマンスを目にして、2020年に商用化が見込まれる次世代通信、5Gをイメージした新たなコンテンツの形を確認。総合プロデュースを務めた株式会社zeroの近藤貴幸氏は、半年後、1年後と時間をかければ、より高い品質のコンテンツに仕上げられるものの、今回はスピード感を重視したと説明。5Gの高速、大容量、低遅延といった特徴をもとに、より楽しめる形を追求したと語っていた。