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スマホで買える新型自販機、東京駅・新宿駅に登場

 JR東日本ウォータービジネスは14日、駅の自販機「acure」(アキュア)の新モデル「イノベーション自販機」を発表した。3月15日現在で、東京駅と新宿駅の3カ所に設置されている。5月までに首都圏の主要駅に20台程度を展開する予定。

アプリを使ってドリンク購入

 「イノベーション自販機」の最大の特徴は、アプリを使ってドリンクを購入できること。専用アプリ「アキュアパス」にアカウントを登録して利用する。

 アプリでは、自販機で販売中の商品が一覧で表示され、その中から選んで事前に購入できる。支払後に発行されたQRコードを、自販機にかざすと商品を受け取れる。

 決済手段として、クレジットカードやモバイルSuica、LINE Payなどを利用できる。同じドリンクを複数買うと割引される「まとめ買い」や、1カ月ごとに自動購入する「定期購入」を用意する。

 自販機の前で商品を選んで、クレジットカードで支払う「後払い受取」も可能。「後払い受取」用のQRコードをかざすと、アプリに登録したクレジットカードから代金が引き落とされる。

 また、受取用のQRコードを、SNSやメールを通じて家族や友人に送ることで、ドリンクをプレゼントすることもできる。

現金購入には非対応

 通常の自販機のようにアプリを使わず購入することもできる。ただし、支払いはSuicaなどの交通系電子マネーのみに対応し、現金は利用できない。

 「イノベーション自販機」の商品展示部分は、46インチディスプレイを2枚並べたデジタルサイネージとなっており、タッチパネルで商品を選択できる。子どもなど、商品の位置に手が届かないユーザー向けに、「低位置メニュー」を別ウインドウで表示できる。

商品の無料プレゼントも

 アキュアの会員登録を行うと、アキュアポイントが貯まる。貯めたアキュアポイントを自販機の商品と交換できる。

 また、アキュアポイントや商品をプレゼントするキャンペーンが、随時実施される。

 3月15日時点では、「アキュアパス」をダウンロードしてユーザー登録した先着1万5000人に、ミネラルウォーター1本が無料となるキャンペーンを実施している。