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ドコモが下り682Mbpsのサービスを3月9日スタート、対応ルーター「N-01J」も

 NTTドコモは、3月9日にモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi Station N-01J」を3月9日に発売する。下り最大682Mbpsの通信サービスに対応する機種で、ドコモでは同日より、682Mbpsのサービスを東名阪エリア35都市でスタートする。

N-01J

 「N-01J」は、下り最大682Mbpsで通信できるモバイルWi-Fiルーター。コンパクトなボディにタッチ操作対応の2.4インチディスプレイを装備。対応周波数帯はLTEが2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/3.5GHz。3Gは2GHz/800MHz。ドコモの国際ローミングサービスには非対応。SIMロック解除には対応する。

 同時にWi-Fi10台、USB接続1台、Bluetooth接続5台までテザリングできる。2500mAhのバッテリーを搭載。大きさは約62×98×13.6mm、重さは約110g。

256QAMと4×4 MIMOで高速化

 ドコモの682Mbpsのサービスは、通信方式はこれまでのLTE Advanced方式ながら、通信に使うアンテナを増やす「4×4 MIMO」や、より多くのデータを扱える変調方式「256QAM」を導入することで、通信速度がアップする。

 682Mbpsという通信速度は、3.5GHz帯(20MHz幅×2)と、1.7GHz帯の組み合わせで実現する。3.5GHz帯はこれまで20MHz幅で110Mbpsだったところが、4×4 MIMOと256QAMにより、20MHz幅のまま241Mbpsにまで高速化。さらに1.7GHz帯は、256QAMにより200Mbpsになる。これにより、3.5GHz+1.7GHz、あわせて3つの電波を束ねる「3CA」では、241Mbps+241Mbps+200Mbpsで最大682Mbpsという速度になる。

 東名阪エリア35都市では682Mbpsが導入され、東名阪以外のエリア40都市では下り最大632Mbpsになる。