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さらばiモードケータイ……「ケータイ Watch」トップニュース10
【2016年10月~12月編】
2016年12月31日 06:00
2016年「ケータイ Watch」を賑わせた、さまざまなニュースのうち、今回は2016年10月~12月で、各月ページピュー(PV)トップ10に入った記事をリストアップしてみました。
Xperia Earが話題に、650円の「MONO」にも注目
10月のPVトップになったのは「Xperia Ear」。片耳型のBluetoothヘッドセットに、専用アプリを組み合わせて音声認識のエージェント機能を楽しむ――という新基軸の製品だけに、ガジェットに好奇心をくすぐられる「ケータイ Watch」読者の皆様の関心をひいたよう。iPhoneの「Siri」、そしてその後発表されるグーグルの「Googleアシスタント」など、音声認識だけではなく、人工知能などとの組み合わせは、今後、さらに普及していく可能性が高まっています。そうしたトレンドにマッチする「Xperia Ear」ですが、発売から1カ月ほど経った現在、街で身に着けている方は見かけることはなく、発表以降もなかなか話題にのぼりません。このままでは2016年秋に一瞬の輝きを放った不思議なアイテムになってしまわないか少し心配になりますが、今後、どのような体験をもたらしてくれるか期待したくなります。
2位にはいよいよサービスインした「Apple Pay」のレポート記事がランクイン。そして3位以降には、ドコモの冬モデル発表会の記事が並びます。特に割引適用によって、650円程度という格安スマホも真っ青の価格を打ち出した「MONO MO-01J」に注目が集まりました。総務省が「実質0円」を禁止するものの、“卸値が安い廉価端末は対象外”というルールにあわせて提供された「MONO」がどれだけ人気となるのか、来春にかけてその動きは見逃せないものになりそうです。
10月の ランキング
“VR元年”だった2016年、そしてiモード端末の出荷が終了へ
今年は「VR(仮想現実)元年」とも言われた1年でもありました。専用デバイス、あるいはスマートフォンを使ったVRヘッドセットで、高い没入感を得つつ、これまでにない迫力のコンテンツを楽しめる――と期待されていますが、実際に体験した方はまだまだ少数派かも。11月のトップニュースは、フジテレビが往年の人気番組をVRで再現したかのようなコンテンツを届けるものでした。2017年以降も、VRに関する話題がまだまだ続きそうです。
2位、3位は「iモードケータイ出荷終了」に関するニュース。スマートフォンが普及したと言われる現在でも、その普及率は6割程度と言われ、いわゆる従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)を手放せない人はまだまだいます。しかし、LTE時代となり、ソフトウェア面の開発も含めて、かつてのフィーチャーフォンの製造は厳しさを増しており、Androidベースのフィーチャーフォンが徐々に増えています。そうなると、iモードに代表される旧来型フィーチャーフォンは姿を消していくというのは予想されたことではありましたが、やはりモバイルインターネットの先駆けを象徴する存在だけに、iモード端末の出荷がなくなるのは感慨深いニュースでした。
11月の ランキング
SIMフリー時代を示す12月のランキング
師走に入ると、MVNOのFREETELに関するニュース、あるいはイオンモバイル、gooのスマホ、そしてZenFoneシリーズの最新モデルや、ファーウェイが満を持して発売する「Mate 9」と、SIMロックフリースマホやMVNOの話題がランキングの大半を占めました。こうした記事が「ケータイ Watch」の月間トップ10を彩るようになったのは、まさに時代が大きく移り変わりつつあることを、はっきりと見せてくれているようです。
1位の「スーパーマリオ ラン」の配信開始が遅れていることを伝えるニュースは、その分、人気作品であることの裏返しと言えそう。またGoogle Playの2016年の人気アプリを伝えるニュースが8位にランクインし、スマホ時代で新たに登場するアプリの動向も注目を集めました。
12月の ランキング
(※編集部注:12月25日までの実績でカウント)