TCLがBlackBerryスマホのメーカーに、長期独占ライセンスで

　BlackBerryとTCLコミュニケーションは、長期ライセンス契約を結ぶことで合意した。TCLは、BlackBerryが提供するセキュリティソフトウェアとサービス、関連ブランド資産を利用できるようになり、BlackBerryブランドのモバイルデバイスの設計・製造・販売、カスタマーサポートを提供する。

　BlackBerryは、今年9月、ハードウェア製造からの撤退を表明しソフトウェアに注力する方針を発表。あわせてハードウェアについては、インドネシアを拠点とする新会社を立ち上げて製造することになっていた。今回の合意により、BlackBerryはソフトウェアサービス企業への移行を加速することになる、と説明する。

　TCLでは「alcatel」ブランドで展開するAndroidスマートフォンに加えて、BlackBerryブランドとソフトウェアをラインアップに加えることになり、BlackBerryを利用する個人・法人ユーザーに引き続き優れたサポートを提供するというコメントを出している。TCLはBlackBerryブランドの独占的なグローバルメーカー兼ディストリビューターになる、とされているが、インドやスリランカ、ネパール、バングラデシュ、インドネシアは対象外。また製品ロードマップ、今後の発売予定は別途案内される。

　TCL製のBlackBerryスマートフォンが日本で展開されるかどうか、現時点では未定とのこと。