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「Bluetooth 5」コア仕様が採択、2017年前半に登場へ

IoT向けに距離や速度を強化

 Bluetooth SIGは、次期Bluetoothの最新のコア仕様としてBluetooth 5(Core Version 5.0)が採択されたと発表した。Bluetooth 5に対応した製品は、今後2~6カ月の間に市場に登場するとしている。

 Bluetooth 5では、主な強化・拡張として、住宅や建物全体をカバーできるように、従来の4倍にまで通信距離が拡大される。従来の2倍に通信速度が向上し、応答性やパフォーマンスに優れるほか、ブロードキャストメッセージの容量は8倍になり、状況解析に必要なソリューションでの利用を強化する。また、ほかの無線技術との干渉を低減する仕組みにより、相互運用性を向上させ、共存性を高める仕組みも盛り込まれた。

 これらにより、Bluetooth 5は、IoT向けのビーコンの活用などを促進し、シームレスなIoT体験を実現するほか、シンプルで安全、世界的な規格というBluetoothの本質も実現するとしている。

「Bluetooth 5」紹介ページ