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2016年第3四半期の有料音楽配信売上、サブスクリプション形式が伸長

総売上額は前年同期比114%の131億9200万円。RIAJが公表

 日本レコード協会(RIAJ)は25日、2016年第3四半期(7~9月)の有料音楽配信の売上実績を公表した。同協会の会員会社の実績を取りまとめたもので、公表内容によるとダウンロード件数の総量は前年同期比90%の3834万件に落ち込んだものの、売上額は前年同期比114%の131億9200万円となっている。

 音楽配信サービスを、着うた(Master ringtones)、待ちうた・メロディコール(Ringback tones)、シングルトラック、アルバム、音楽ビデオ、サブスクリプション、その他のデジタル音楽コンテンツに分類して見ると、サブスクリプションの売上が前年同期比160%の51億8100万円と、最も上向きに推移しており、売上もトップとなっている。

 次に売上の高いサービス形態は42億600万円、2533万ダウンロードのシングルトラックだが、数量・金額ともに前年同期比93%に減少している。アルバムは200万ダウンロード・売上22億5300万円と、数量・金額ともに前年同期比100%と横ばいで推移。

 Ringback tonesは914万件/6億1800万円(いずれも同85%)、Master ringtonesは147万件(同69%)/1億4100万円(同75%)、音楽ビデオは39万件/1億1100万円(いずれも同82%)。その他のデジタル音楽コンテンツの売上は同128%の6億8300万円だった。