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ドコモ、電話を自動で文字起こしする「みえる電話」

 NTTドコモは、通話内容を自動的にテキストに変換し、画面上に表示してくれるサービス「みえる電話」を発表した。10月19日よりトライアルサービスとして提供し、モニター(1000名)を募集する。モニターの利用料は無料。トライアルは2017年3月31日まで。

 「みえる電話」は、声でやり取りする通話内容を自動的に文字起こしするサービス。軽度~高度な難聴者の利用を想定しており、相手の声を文字にすることで、難聴者でも通話しやすい環境を整える。

 サービス提供の背景として、同社では、110番などの緊急通報や、水道など生活上のトラブル、あるいは病院の予約、あるいは飲食店の当日予約など、電話での窓口しか用意されていない事例が数多く存在することを挙げる。相手がオペレーターという想定で、まずユーザーが「聞こえにくいため、ゆっくりしゃべってほしい」と依頼すれば、より高い精度でテキストにしてくれる。モニター利用を通じて、精度の向上を図る。

 音声のテキスト化の素地として、すでにドコモでは「はなして翻訳」という音声を外国語に変換するサービスを提供している。同じ技術、ノウハウをそのまま、認識した音声をテキストにする仕組み。

 Android向け専用アプリが用意される。AndroidおよびiOSからも使えるWebアプリも利用できる。