ニュース

楽天モバイルが格安SIMシェアでトップに躍り出る、ICT総研の調査

 ICT総研は、2016年の調査として、MVNOによる格安SIMの市場動向を調査し、結果を明らかにした。調査はインターネット上で6月2日~5日にかけて実施され、格安SIMのユーザー613人が回答した。

 格安SIMの利用者数の市場シェアは、「楽天モバイル」が17%でトップになった。「OCN モバイル ONE」は16.5%、「IIJmio」が12.4%、「BIGLOBE SIM」が9.5%、「mineo」が9.1%と続き、上位5社で64.4%を占めた。

 「楽天モバイル」は1年前の調査では上位5社に入っておらず、この1年で急速にシェアを拡大した形。調査では、「楽天モバイルショップ」の店舗数の拡大や、プロモーションの強化がシェア拡大に寄与したとしている。

MVNO 格安SIM 利用者シェア 出典:ICT総研

 満足度については、契約手続きのしやすさ、コストパフォーマンスの高さ、データ通信の速度など10項目で調査された。料金に関する項目は相対的に高い満足度を獲得する傾向にあり、大手キャリアと比較して、料金の面でMVNOが選ばれていることを裏付けている。

出典:ICT総研

 ICT総研では今後について、格安SIMの契約者数は2015年末で419万契約とした上で、2016年末には710万契約にまで拡大すると見込んでいる。