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パナソニック、10インチで890gの頑丈タブレット「FZ-A2」

5インチ「FZ-X1」にはAndroid 5.1搭載モデル

 パナソニックは、高い堅牢性を備えた法人向けAndroidタブレット「TOUGHPAD(タフパッド)」シリーズの新機種として10.1インチの「タフパッド FZ-A2」を8月下旬に発売する。オープン価格で、10万円~20万円の価格帯となる見込み。

 また、5インチタブレットのタブレット「タフパッド FZ-X1」ではAndroid 5.1を初期搭載した製品がラインナップされるなど、OSをバージョンアップしたり、一部の仕様をリニューアルした製品を発売する。

「タフパッド FZ-A2」

 「タフパッド FZ-A2」は、屋外作業でも活用できる堅牢仕様の、10.1インチのAndroidタブレット。LTE対応モデルで約890gと、堅牢モデルでは軽量となる。-50度~+50度までの温度で動作し、120cmまでの耐落下性能を備える。IP65準拠の防塵防滴仕様で、手袋をしたままタッチパネルを操作できる。

 USB 3.1 Type-Cポートでは充電と外部機器の接続(USB OTG)をサポートするほか、標準サイズのUSB 3.0ポートやHDMI出力端子も備える。Wi-Fiモデルでは9時間、LTE対応モデルでは7.5時間駆動し、ユーザーによるバッテリー交換が可能。

 オプションとして、バーコードリーダーやUSB 2.0ポートの増設に対応するほか、法人向けにスマートカードリーダーや磁気カードリーダー、ホットスワップバッテリーへのカスタマイズサービスを提供する。

 Android 6.0を搭載する。ディスプレイは10.1型で、解像度はWUXGA(1920×1200ドット)。CPUはインテルの「Atom x5-Z8550」(1.44GHzのクアッドコア、最大2.40GHz駆動)で、メモリは4GB。前面カメラは約800万画素、インカメラは約200万画素。

 LTE対応モデル(ワイヤレスLANモデル)は、NTTドコモのネットワークで、下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsの通信に対応する。本体サイズは約272×196×16.4mm。重さは、Wi-Fiモデルが約880g、LTE対応モデルが約890g。

5インチ「FZ-X1」はAndroid 5.1.1、7インチ「FZ-B2」はAndroid 6.0に

 そのほか、TOUGHPAD、TOUGHBOOK(タフブック)シリーズ4製品で一部の仕様をアップグレードした製品が発表された。

「タフパッド FZ-X1」
「タフパッド FZ-B2」

 5インチでNTTドコモ/auのLTEをサポートする頑丈Androidタブレット「タフパッド FZ-X1」と「タフパッド FZ-X1 防爆モデル」では、Android 5.1.1を初期搭載したモデルが発売される。

 発売時期は「FZ-X1」が7月上旬で、「FZ-X1 防爆モデル」は9月発売。現行のAndroid 4.2.2モデルも併売される。Android 4.2.2搭載モデルについては、Android 5.0にバージョンアップするソフトウェア更新の提供予定はないとしている。

 7インチの「FZ-B2」では、Android 6.0搭載初期搭載モデルが登場する。CPUが「Atom x5-Z8550」に変更されているほか、USB 3.1 Type-Cポートを備える。発売時期は7月下旬。

「タフパッド FZ-G1」
「タフブック CF-31」

 また、Windows搭載の「タフパッド FZ-G1」は7月中旬、「タフブック CF-31」には8月上旬に、Windows 10 Proを搭載した製品も登場する。10月末までの期間限定で、Windows 7 Professionalのダウングレードにも対応する。