【2012 International CES】
LG、米Verizon向けLTEスマホ「Spectrum by LG」


Spectrum by LG

 「2012 International CES」開幕前日にあたる9日(米国時間)、LGのプレスカンファレンスが開催された。家電、テレビの新製品が紹介されたほか、モバイル関連では米国のVerizon Wireless(ベライゾンワイヤレス)向けのLTE対応スマートフォン「Spectrum by LG」が発表された。

 「Spectrum」は、フルタッチ型でAndroid 2.3搭載のスマートフォン。通信方式としてLTEに対応し、4.5インチのTrue HD IPS液晶(1280×720ドット)や、1.5GHz駆動のデュアルコアCPU(クアルコム製Snapdragon S3)、800万画素カメラを搭載するなど、日本でも発売されている「Optimus LTE」とほぼ同等の性能を備えたスマートフォンとなる。

 その一方で、2012年前半中にAndroid 4.0へアップデートすることが明言されているほか、北米ならではの取り組みとして、スポーツ専門放送局「ESPN」のコンテンツがLTE経由で配信される。NFL、MLB、NASCARなどの映像コンテンツを視聴できる。

 このほか主な機能として、Bluetooth 3.0、Dolby Digital Plus、カメラ機能での1080pの動画撮影、DLNA、HDMI(MHL)、Wi-Fi、Wi-Fiテザリングなどが挙げられる。パッケージには16GBのmicroSDカードが同梱され、最大32GBをサポートする。

 端末は1月中に発売される。価格は2年契約で199ドル。2月には専用ケースが発売される予定。このケースは真ん中に四角い穴が開いており、穴にSpectrumのディスプレイが面するように入れると、ディスプレイ上に時計が表示される。

 このほかプレスカンファレンスでは、仮想化により、2つのAndroid OSを1つのスマートフォンに載せる、という取り組みが紹介された。これは、8日に開催されたイベント「CES Unveiled」で紹介されたもので、たとえば1つのスマートフォンにAndroid 2.2とAndroid 2.3を搭載できる。個人のスマートフォンを仕事でも用いる“BYOD”(Bring Your Own Device)といった用途にも対応しやすくなり、LGでも法人向けとして紹介していた。

ESPNをアピールするCM映像特徴
特徴ESPNモバイル シニアバイスプレジデントのMichael Bayle氏も登場してサービスを紹介
1台に2つのAndroid OS

 

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(関口 聖)

2012/1/10 11:57