【CEATEC JAPAN 2017】

スマホやAIスピーカーで使える「声認証」技術、NECが展示

 「CEATEC JAPAN 2017」のNECブースでは、「声認証」技術を紹介していた。

 声認証は、声の特徴から本人を識別する技術。例えば、音声アシスタント機能付きのAIスピーカーで実装すると、スピーカーに話しかけた人に応じて返答を分けるといったように使える。

 デモンストレーションでは、Android搭載のロボット「Tapia」にこの技術を実装。声を登録した人をネットワークで繋がった別のTapiaから識別するという展示を行っていた。

 「おはようございます」など、あらかじめ登録した言葉からの識別なら1秒程度の言葉から、フリーワードでも10秒程度のサンプルがあれば一定程度の識別は可能だという。

 クラウド上で動作するタイプとデバイス側で動作するタイプを用意し、デバイス型はスマートフォンの処理能力でも動作する。識別精度は90~99%程度で、世界でもトップクラスの精度だという。

 このほか、NECブースでは、NTTドコモやKDDIと共同で行っている5Gを活用した実証実験なども紹介していた。