ウェブテクノロジ、Webデザイナー向け減色ソフト「OPTPiX Pro」
株式会社ウェブテクノロジは、Webデジナー向けの減色ソフト「OPTPiX Pro (オプトピクス プロ)」を発表した。ウェブテクノロジの直販サイトでのダウンロード販売価格は3万9690円。
ウェブテクノロジは画像変換システム「OPTPicture」や動画変換&配信システム「OPTMovie」、1枚の画像から各機種の画面サイズに合わせた画像を自動生成する「OPTPiX iMageStudio for Mobile Contents」など、携帯電話向けの業務用画像処理ソフトを多く手掛けているが、今回の「OPTPiX Pro」はより手軽に利用できる価格で画像最適化ソフトを提供するもの。
「OPTPiX Pro」画面 |
「OPTPiX Pro」は、同社の業務用画像変換エンジンを使った減色ソフトで、Photoshopにないアルファチャンネル対応減色機能をもち、ファイルサイズの小さい8bit PNG形式でデータが保存できる。
Webサイトの高速化に有効なCSSスプライトに特化した減色を行うこともできる。CSSスプライトは、多くの画像を1枚の画像にすることで、画像ファイルを読み込む際に生じるHTTPリクエストの回数を減らし、ページの表示速度を速くする機能で、GoogleやYahoo!のサイトでも利用されている。
CSSスプライト減色では、減色時にエリアを指定し、エリア毎に最適な色数を指定して減色することができる。たとえば、グレースケールの背景に人物写真があるような絵の場合に、人物のディテールをなるべく劣化させずに色数を減らすため、人物部分を重視してパレットの色をマッピングするようエリア指定をするといった使い方ができる。
また、ファイルサイズの試算と調整を行う機能が搭載されている。これにより、クライアントから画像アイコンを1つ10KB以内にといったファイルサイズ指定があった場合にも、画質をできるだけ落とさずにファイルサイズを指定サイズに収めることが簡単に行なえる。
そのほか、「OPTPiX Pro」にはPhotoshop と連携可能な「Photoshop プラグイン」が付属する。対応OSは、日本語版Windows 7/Vista/XP。Windows 7/Vistaの64bitにも対応する。
なお、販売については直販サイトでのダウンロード販売のみとなり、決済も銀行振込のみとなっているが、近日中にPayPalに対応するほか、Vectorでの販売も開始する予定だ。なお、Vectorでの販売価格は4万1790円となる予定で、直販サイトとは価格が異なるため注意が必要だ。
■減色例
オリジナルJPEGファイル(234KB、※拡大画像のサイズ。サムネイルはPNG) |
Photoshop CS5で64色に減色。唇の色が肌の色と同じになってしまう(144KB) | OPTPiX Proで唇を重要領域指定して64色に減色。唇の色が残っている(111KB) |
【お詫びと訂正】 記事初出時、直販の決済はクレジットカードのみとなっておりましたが、銀行振込のみの間違いでした。お詫びして訂正いたします。 |
2010/7/13 06:00