BUG、ケータイ対応FeliCaリーダーのテンキーオプションを発表


「テンキー」オプション(イメージ)

 株式会社ビー・ユー・ジーは18日、おサイフケータイ対応FeliCaリーダー「ピットタッチ・スリム2」とMIFARE(注)/FeliCa両対応ICカードリーダーライター「ピットタッチ・ビズ」に接続する「テンキー」オプションを発表した。2010年春の発売を予定しており、現時点では価格は未定。

 「テンキー」は専用シリアルケーブルで「ピットタッチ・スリム2」または「ピットタッチ・ビズ」に接続する。「テンキー」と「ピットタッチ・スリム2」をあわせて使うことで、通常はタッチしたおサイフケータイに1つのURLしか誘導先として設定できないが、複数URLをあらかじめ設定しておき、キー選択により誘導先を変更することが可能になる。

 また、「テンキー」と「ピットタッチ・ビズ」を接続することで、売上げに応じたポイントサービスを利用することができる。売上げ連動型ポイントサービスは、ピットタッチ・ビズに接続されたテンキーで売上に応じたポイントを入力し、購入客におサイフケータイでピットタッチ・ビズにタッチしてもらうことでポイントが発行される。仕組みとしては、入力ポイント数やケータイのFeliCa IDをピットタッチ・ビズからインターネットを介してピットタッチサービスに送信。ピットタッチサービスから利用者の累計ポイント数が返され、テンキーの液晶にポイント数が表示される。タッチしたおサイフケータイにはURLが送信され、URLにアクセスすることで、携帯電話から累計ポイントが確認できる。

 テンキーは、静電容量式スイッチを採用した20キー(5行×4列)の数字キーで、半角英数カナ表示に対応し、16桁×2行が表示可能なバックライト付液晶を搭載。電源は接続したピットタッチ・スリム2またはピットタッチ・ビズからのシリアル給電。用途に合わせてキー配置のカスタマイズが可能なほか、キートップシートも変更できる。

(注)MIFARE(マイフェア)はオランダPhilips社が開発した非接触ICカード技術の名称。現在はMIFAREとFeliCaの上位互換規格にあたる「NFC(Near Field Communication)」も国際標準化され、今後の普及が期待されている。

ピットタッチ・スリム2ピットタッチ・ビズ

(工藤 ひろえ)

2009/11/19 06:00