アイ・オー、ドコモ/au網対応のM2Mルーター「UD-LT1」

　アイ・オー・データ機器は、M2M（機器間通信）用のルーター端末「UD-LT1」を発売した。価格は2万9800円（税抜、以下同）となる見込み。

　「UD-LT1」は、工業機械や自動販売機などに取り付けてネットワークに接続するためのルーター。固定回線だけでなく、NTTドコモとKDDIのLTEネットワークに対応。障害発生時には自動でバックアップ回線に切り替える。自動でLTEモジュールをリセットしたり、本体を再起動したりして、通信復旧を試みる機能も搭載する。

　ZTE Welink社製の通信モジュールを採用。NTTドコモとKDDIの相互接続性試験（IOT）を通過しており、接続性が担保されている。また、「UD-LT1」はIoT向け通信プラットフォームを提供するソラコムの認定デバイスに登録されている。

　2本の外付けアンテナが付属。オプションとして外付け延長アンテナ「UD-ANT1」（別売、5300円）も用意される。

　ネットワークはLTEがBand1/3/8/19/21、W-CDMAはBand1/6/8をサポートする。最大速度は下りが100Mbps、上りは50Mbps。標準SIM対応のSIMスロットを1基装備する。有線LANは100BASE-- TX/10BASE-Tに対応する。VPNクライアントとして、PPTP、IPSec、L2TP、IPIP、GRE、OpenVPNをサポート。L2TPによるVPNサーバー機能を搭載する。

　動作温度範囲は0～40度。付属のACアダプターより給電する。大きさは約112×105×25mmで、重さは約350g。