本日の一品
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充電不要で気軽に使えるiPhone/iPad向けストレージ
(2015/5/19 06:00)
i-FlashDrive EVOは、パソコンとiPhone/iPadの両方から使えるストレージデバイスだ。約12gのコンパクトなボディに、USB端子とLightning端子が搭載されていて、パソコンで保存した動画をiPhoneで再生するといった用途に使える。
USB端子側をパソコンに接続すると、一般的なUSBストレージとして認識される。WindowsでもMacでも利用可能だ。ちなみにこの手の製品としては珍しく、パソコンとの接続時にはUSB 3.0にも対応する。
iPhone/iPadでは専用アプリから利用する。Lightningコネクタを挿すとすぐにApp Storeのインストール画面が表示され、アプリは日本語化されているので、使い方で困ることはないだろう。
アプリ上ではi-FlashDrive EVO内のファイルを種類別やフォルダ別に見ることができる。どの種類のファイルがどのくらいの容量を消費しているかを、すぐに見られるのがちょっと便利だ。iOSが標準でサポートしている動画や音楽、画像、オフィス書類などを表示・再生できる。
専用アプリはi-FlashDrive EVO内だけでなく、iPhone/iPad内のストレージも扱うことが可能で、ほかのアプリからPDFファイルなどを取り込み、i-FlashDrive EVOにコピーすることもできる。パソコンやコンビニのコピー機にUSBストレージ経由でPDFファイルを渡すといった用途にも対応する。
ユニークな機能としては、アプリ内ブラウザでYouTubeの任意の動画をiPhone/iPad内にキャッシュする機能がある。キャッシュファイルはi-FlashDrive EVOへコピーできるので、iPhone/iPadのストレージ残量が少なくても利用できるのが嬉しいポイントだ。
LTEや3GでYouTube動画をストリーミング再生すると、バッテリーも通信量も大きく消費してしまうが、家のWi-Fiであらかじめダウンロードしておけば、バッテリーも通信量も節約できる。通勤通学で動画を楽しみたい人にはオススメの機能だ。
アプリ内でアクセス速度を向上させるアップグレードを購入できるが、記事執筆時点では無料で提供されているので、忘れずに入手しておこう。このほかにもセキュリティロック機能、ボイスレコーダー機能、Dropboxとの連携機能など、アプリが多機能なのも特徴だ。
ただ、ちょっと長めの動画ファイルをi-FlashDrive EVOから再生するときは、内部ストレージにキャッシュしているのか、再生開始まで少しだけ時間がかかる仕様となっている。ここはアプリの改善に期待したいポイントだ。
他社のiPhone対応ストレージ製品だと、充電が必要なものも多いが、i-FlashDriveは充電しなくとも、普通のUSBストレージと同じ感覚で利用できる。充電を忘れがちな利用頻度の低いユーザーにもオススメだ。ビジネス用途でも、カバンに入れておくといざというときに役に立ちそうだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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i-FlashDrive EVO | STAYER | 7640円 |