本日の一品

女性デザイナー作の逸品”タシャ”の「サバンナボールペン」

 ステーショナリー好きの人なら一度は行ったことのある銀座伊東屋。同店は今は新築工事中で、本年夏頃に新装開店を予定しているらしい。それまでの間は、近所の仮店舗で営業している。

スイギュウの角というナチュラル素材を使用したタシャのボールペン

 現在建設中の本店のすぐ裏側には、高級筆記具やハイエンドステーショナリー、ガジェットを専門的に扱う”K.ITOYA”がある。本日ご紹介するのは、そのK.ITOYAで購入した、タシャ社のボールペン「サバンナ」だ。

パッケージもシックだ。”BY: ITOYA”からも分かるように伊東屋が輸入販売をしているようだ。
専用のタシャ・サバンナ オリジナルジッパーペンケースも付属する

 筆記具の名称がサバンナであることからも分かるように、使われている素材は”スイギュウの角”だ。ボールペンの形状は、大きな木から自然に落ちた「枝木」の一部のようなデザイン。実際の商品を手に持ってみると、スイギュウの角だけあってけっこうずっしりと感じる。

まさにサバンナで拾ってきた木の枝を思い起こさせるサバンナのデザイン

 高級万年筆のように、ペンキャップはねじ込み式だ。キャップを一方の指先で固定して、もう一方の手でくるくると3回ほど軸を回転させると、ペン先が露出する。取り外したキャップをペンのお尻に被せることは出来ない。

キャップ部分から生えているより小さな小枝は、デザイン上のアクセントとなるとともに、サバンナが机上から回転して落下するのを防ぐ役目も兼ねている

 キャップを含む本体重量は実測で38g。キャップを取り外した筆記時の重量が実測30g。LAMY社などの一般的なボールペンは15g~20gなので、比較的重量はあるが、重量バランスと筆記時に持つ位置が形状的に優れているので、あまり重さを感じない。どちらかと言えば、その重さがかえって筆記時の気持ち良さに繋がっている。

 タシャ社(TACCIA)は、台湾の女性デザイナーであるShu-Jen Linさんがカリフォルニアで起業した会社だ。海外のWeb通販などではたまに見かけるサバンナだが、こと国内では伊東屋以外でまず見かけることはない。

 タシャ社のラインナップに、同じスイギュウの角素材を使用した万年筆”サバンナSE”というモデルもあるが、万年筆を使う機会が少ない筆者は、インキを枯らしてしまう心配が大きいために購入には至らなかった。

 また万年筆では重要なパーツだと考えている”キャップのクリップ”部分が、人工的なデザインで、多少ミスマッチに感じたので、迷わずボールペンモデルを購入した。

 ボールペンモデルはキャップから生えたような自然な感じの小枝が秀逸だ。小枝は、何らかの力によってサバンナが机の上から自然に回転して落ちないように、回転防止の役目も果たしてくれている。機能とデザインの一貫性を感じさせてくれる。

リフィルはペリカン製の手に入りやすいモノが流用できるので、太さや色を自由に選択でき、使い切っても安心だ

 リフィルはペリカン社のモノが流用できるので、ちょっと太めが大好きな筆者は、中字(M)のローラーボールのブルーカラーに交換して使っている。初めて触った人は、少しいかつい全体デザインと滑るように気持ちよく描けるペン先とのミスマッチが予想外で感動してくれることが多い。人気商品であるのと、自然素材の水牛の角を使っているので、いつも在庫があるとは限らない。購入の際にはお店に連絡をするか、Webサイトでのチェックが必要だろう。

製品名販売元購入価格
Taccia Savanna タシャ サバンナ ボールペン伊東屋1万9440円

ゼロ・ハリ