本日の一品
バッテリーとストレージを強化する、多機能なiPhoneケース「mophie space pack」
(2014/6/18 06:00)
iPhoneは多くのアプリが存在し、定期的にアップデートもしてくれるので、長く使えるスマートフォンの筆頭とも言える存在だ。しかしながら、長く使うとさまざまな弱点も目についてくる。筆者が気になる面は2つ。バッテリーの劣化と、本体保存容量が足りなくなってしまうことだ。そこで、その2つの弱点を一気に解決できるケースを紹介しよう。
今回見つけたのは、「mophie space pack」という名称のケースで、最近よく出回っているバッテリー内臓ケースの一種となる。対応しているのは「iPhone 5」と「iPhone 5s」の2種類。サブバッテリーとして1700mAhを内蔵し、カタログ値ではあるが、iPhone 5/5sを100%まで充電可能としている。
さらに特徴的なのが、このケース自体がストレージの役目を果たすということ。今回チョイスしたのは16GBモデルだが、別に32GBモデルも存在する。必要な容量に応じてケースを選択すると良いだろう。
このケース型外部ストレージにデータを保存するには2通りの手段がある。まず、ケースを装着すると表示される案内に従って「space pack」というアプリをインストールすることでケース型外部ストレージにアクセスできるようになるのだが、直接iPhone本体のファイルを移動できるのは写真(と、写真アプリ内の動画)のみ。ちなみに、「space pack」アプリからもカメラを起動できるため、使い勝手も良い。
もう1つの手段は、付属のmicroUSBケーブルを使いパソコン経由で入れる方法だ。その場合は普通の外部ストレージとして認識されるため、原則としてどのようなファイルを入れることも可能。感覚としてはiPhoneをUSBメモリとして使っているようなイメージだ。
しかしながら、iPhone単体ではケース型外部ストレージに移動できるデータは写真のみとなり、それ以外のファイルを入れる場合は少し面倒だ。iOSの問題とはいえ、メールに添付されたOffice文章や、ダウンロードした音楽などをiPhoneのみで直接ストレージへ保存できると良いと思った。
なお、このケースを装着していると充電端子はmicroUSBとなる。iPhoneのLightning端子はケースとの接続に使ってしまうため。認証として「Media for iPhone」を取得しているので、安心してmicroUSBケーブルを利用することができ、取り回しが良くなる。特に別途Android端末など、microUSB対応機器を持ち歩いている場合には、ケーブルを増やす必要がなく利便性は向上するだろう。
実際に数日ほど使ってみたところ、愛用しているバッテリーのややへたったiPhone 5でも、バッテリー問題が解決した。普段は夕方頃にバッテリーが無くなってしまうのだが、このケースからの給電で丸一日使えるようになったのだ。
さらに、1年半でたまりにたまった写真の整理にも役立った。筆者のiPhone 5で最も容量を割いている写真は、時間こそある程度かかってしまうものの、ケース側に移動することができるため、本体容量を気にすることなく、また写真を撮影できるようになった。
気になる点は、どうしてもiPhoneが厚く重くなってしまうということ。ケースの取り付け、取り外しは非常に簡単なので、普段はケースなしで利用し、充電したい、ケース内のデータを使いたいという場合にケースを付けるといった使い方でも良いかもしれない。それと、今回は色をブラックにしたのだが、やや指紋が目立つようだ。気になる人はホワイトをチョイスしたほうが指紋は目立たないだろう。とはいえ、筆者はこのケースのおかげで次期iPhoneまでゆっくりと待つことができそうだ。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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space pack 16GB ストレージ内蔵バッテリーケース for iPhone 5s/5 | mophie | 1万6800円 |