中身が見えて冷蔵庫にくっつくIKEAの小物入れ

　キッチンにはさまざまな細かいものがあって、たまにしか使わないものもあれば頻繁に使うものもある。当然頻繁に使うものは手が届きやすく、目に付きやすいところに保管しておきたいわけだが、そういう場所はどうしても埃がつきやすいのでしまっておく場所も工夫が必要だろう。そんな中で筆者宅で使っている小物入れを紹介したい。北欧発の巨大家具店であるイケアで購入した、グランドタールシリーズのスチール小物入れだ。

缶を開けて、中にスパイスを入れた状態。

　直径約10cmの丸いステンレススチールの缶と聞くとあまりグッとこない方も多いだろうが、当コーナーで紹介するからにはもちろんそれだけではない。蓋となる上面は透明な樹脂でできていて中がよく見え、底面には磁石が貼られているため冷蔵庫やレンジフードに貼り付けることができる。そのためクリップや輪ゴムといったよく使う小物やよく使うスパイスなどを入れておけばキッチンで見失うこともない。

いくつかまとめてレンジフードに貼ってみた。

　ステンレス越しとはいえ缶の中にも多少は磁石が効いているので、ペーパークリップなどの軽い物を入れて壁に貼ればクリップが浮いた状態になって中身がわかりやすい。

文具を入れたところ。右側のクリップは軽いので磁石に付いている。

裏面。磁石の直径は5cmくらい。

　100円ショップでもとてもよく似た小物入れが売っているのを見たことがあるのだが、見栄えと作りはイケアのもののほうがよかった。ただイケアの商品は店頭以外では買いにくいので、入手性の点で100円ショップのものが勝るのも事実だ。また、イケアのものより100円ショップの物のほうが磁石の面積が広くくっつく力も強いため、しっかりくっつくのを求めるなら100円ショップの物のほうがよいかもしれない。

　それはさておき、この小物入れが使える場所はキッチンにとどまらない。磁石が貼り付く面さえあればリビングやデスクまわりでも使えるので応用範囲は広いだろう。スチール家具が多く細かい文具がたくさんあるオフィスとの相性も最適のはずだ。もちろんパソコン周辺で使うこともできるが裏面に磁石があることには常に気をつけておきたい。