本日の一品
通話を全部ハンズフリーにしてくれる「Jabra MOTION OFFICE」
(2014/6/17 06:00)
会社員の場合、社内では固定電話、社外では支給された(もしくは自分の)スマホで通話しているという人が多いだろう。パソコン上のSkypeなどを併用する職場もあるのではないだろうか。しかし、普通に長時間通話するのは腕が疲れるし、ヘッドセットを利用するにしても社内と社外で別のものを使い分ける、というのも面倒。今回紹介する「Jabra MOTION OFFICE」は、そんな社会人の日常の通話環境改善に一役買ってくれるヘッドセットだ。
Bluetoothヘッドセットとベースユニットがセットになった本製品は、固定電話・スマホ・パソコンと同時に接続して利用できるのが特長。固定電話に対してはベースユニットとモジュラージャックで接続し、耳掛け型のヘッドセットでハンズフリー通話が可能。スマホやパソコンとは、ヘッドセットと直接Bluetoothで接続して通話できる。社内では固定電話の受話器を手に持つ必要がなく、ヘッドセットを社外に持ち出せばスマホの通話も楽になる、というわけ。
ベースユニットについては、初めて電源を接続した際に初期設定を行う必要がある。一見スマートフォンのようにも見えるタッチパネルで、指示された通りにアイコンなどをタッチしていくと設定完了。固定電話やスマホなどとの接続方法も教えてくれるため、悩まずに使い始められるだろう。
ベースユニットと固定電話を接続するには、まず固定電話本体と受話器をつないでいるモジュラージャックを外し、付属の専用ケーブルで電話機本体とベースユニットを接続。その後、ベースユニットにもう1つある接続口に受話器のモジュラージャックを接続するという流れ。少々わかりにくく感じるかもしれないが、画面にはイラストも合わせて表示され、接続設定はスムーズに終えられる。
パソコンと接続する際は、事前にパソコン側に専用ソフトウェアをインストールしておく。その後、USBケーブルを使ってベースユニットと接続するか、付属のBluetoothアダプターをパソコンに接続してヘッドセットとペアリングする。ただ、この両方の接続方法を同時に行うとパソコンでヘッドセットを使えなくなってしまうので注意しよう。
ヘッドセットとスマホは、NFCで簡単にペアリングできるのがポイント。スマホ側でBluetooth接続の設定を手動で行うことも可能なので、NFC機能が非搭載のスマホでももちろん問題ない。
ベースユニットやヘッドセットと各種デバイスがつながったら、ヘッドセットで通話を行える。固定電話での発信方法は通常の電話と変わらず、受話器を上げて相手の電話番号をプッシュするというもの。ヘッドセットを使って通話するには、受話器を持ち上げてベースユニットの画面に表示される電話アイコンをタッチすればよい。
なお、ヘッドセットと直接Bluetooth接続したスマホ・パソコンは、ベースユニットを使わずスマホ・パソコン側で発信するだけで簡単にヘッドセットが使える状態になる。
通話音質は本製品を使用する前と変わらず明瞭で、ストレスなく聞き取れる。Bluetoothの電波が届く範囲はかなり広めらしく、室内を動きながら通話しても音が途切れるといった問題は起きなかった。
一方着信時は、ベースユニットの画面に通知画面が表示され、タッチ操作で応答・拒否を選択できる。ヘッドセットのイヤフォン部にあるボタンを軽く押すことでも応答可能だ。また、ヘッドセットにはモーションセンサーが内蔵されており、ベースユニットに置いたヘッドセットを持ち上げるだけで通話可能な状態になる。用途やシチュエーションに合わせ、楽に通話できる手段を選べるのは面白い。
ただ、発信時もそうだが、固定電話の場合は受話器を持ち上げてからでないと応答できないのは少々面倒。オプション品の「Jabra GN1000 RHL」があれば、ヘッドセット側の操作で受話器を上げ下げできるようになるため、より快適な通話環境を構築したい時にはぜひそろえておきたい。
見た目はスタイリッシュでかっこいいし、ベースユニットも小型なので置き場所に困らない本製品は、職場だけでなく、自宅の固定回線と一緒に使っても大いに活躍してくれるはずだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Jabra MOTION OFFICE | GNネットコムジャパン | 5万2000円 |