本日の一品
脈拍計「MIO Alpha」でiPod touchをサイコン化!
(2014/6/3 06:00)
ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗っている人は、走行速度や距離などを計測、表示できるサイクルコンピュータ、通称「サイコン」なるものを使っている人も多いはず。サイクリングのモチベーションが高まったり、運動量をモニタリングしたい時などに役立ったりするので、筆者も愛用している。
サイコンの中には心拍数を測れるものがあり、測定時には胸あたりにセンサーの付いた専用ベルトを装着するのだが、実は筆者はこれが非常に苦手。ベルトはちょっとタイトに装着しないとならないため、不快感があるうえ、着脱のためにいちいち服も脱がなければいけないのが面倒くさい。何回か使ってみたら慣れるかとも思ったがそんなことはなく、結局使わなくなってしまった。
もっと簡単に心拍数を測れて、便利にデータ活用できるセンサーがほしい! ということで、「MIO Alpha」を導入してみた。リストバンド型のデバイスで、バンド部分はシリコン製、重さも約54gと軽く、着脱も簡単。もちろん脈拍も測ることができる。
脈拍を測る方法は簡単で、本体右側面のボタンを長押しするだけで測定の開始・終了を切り替え可能。タイマー機能で運動時間を測ったり、脈拍の早さによって本体のLEDの色が変わる機能も備えている。
Bluetooth SMARTに対応したデバイスに脈拍データを転送できるのもMIO Alphaの特長だ。今のところBluetooth SMARTで接続できるサイコンはほぼ存在しないが、iPhoneやiPod touchなどは簡単に接続可能。一部のAndroidスマートフォンもつながるようだが、筆者のXperia Aは対応していなかった。iPhoneは所有していないので、手持ちの第5世代のiPod touchを使い、サイコン化させて使うことに。
まずiPod touchの「設定」からBluetoothをオンにし、その後は「Runtastic」シリーズや「RunKeeper」など人気フィットネスアプリから接続設定を行う。試しに「Runtastic Road Bike PRO GPS サイクルコンピュータ」アプリのセンサー関連の設定を変更すると、すぐにMIO Alphaと接続できた。
ついでにスピードや距離、1分間あたりのクランクの回転数を示す「ケイデンス」を測るBluetooth SMART対応センサーも購入し、自転車に装着する。これでiPod touchは脈拍のログ、スピードやケイデンスまでも計測できる高性能サイコンとして使える。
なお、Xperia AでテザリングすればGPS機能を使って移動ルートのログも取れるのだが、万が一のことも考えてXperia Aのバッテリーはなるべく消耗させたくないので、ここぞという時以外は使用しないことにしている。
取扱説明書によると連続使用時間は12~18時間と長く、1度のサイクリングでバッテリーが切れてしまうようなことはあまりないだろう。充電時はMIO Alphaを付属の充電器にセットし、充電器のUSBケーブルをPCなどに接続するだけと、手間もかからない。
MIO Alphaはなかなか値が張るが、それに見合う分だけの使いやすさ、楽しさは十分に感じられる。自転車だけでなくウォーキングやジョギングなど、運動をする人にもぜひおすすめしたい。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
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MIO Alpha | フォーカルポイント | 2万3900円 |