屋外用のセンサー式LEDライトで家の廊下に照明を追加した

パッケージの全体写真

　先日、実家に依頼されて家に照明を取り付けた。築何十年の家に住んでいる方ならわかると思うが、今時の住宅と違って照明が少なくコンセントも少ないのが特徴といえるだろう。我が実家の場合廊下の照明は天井に一つあるだけで、点けば明るいのだがスイッチが1箇所にしかないので点けるためには暗い廊下を歩かないといけない、というなんとも矛盾した設計である。

　昔ならばそれでもよかったのだが、住人もだんだん歳を取ってきて足下が不安になってくるのでそろそろ追加の照明を取り付けてくれないかと依頼された。実は以前から電池式のセンサーLEDライトは取り付けていて灯りとしては全く問題ないと言われていたのだが、電池式ゆえしばらくすると電池が切れてしまうのだった。近所に住んでいて簡単に電池交換しにいけるならともかく（そもそもこちらからすれば電池交換くらい自分でできてほしいのだが）、時間も電車賃もかかるような距離になってしまうと、たかだか電池交換のために実家に帰るわけにもいかず、どうにかしないといけないとは思っていたのだった。

必要な条件は以下の3点。
・AC電源（ただしコンセント直付けは不可）
・廊下で十分な明るさのLED照明
・センサーで人が通る時だけ点灯（ただし昼間の明るい時は点灯しない）

　1番目の条件は、前述の通り電池ではだめだということと、コンセントが少なく廊下にコンセントがないためだ。少し離れたところに電話機のためのコンセントはあるので、そこから電源を引くことができるものがよい。2番目の条件は言わずもがなだが、LED照明に限定したのは長寿命である必要があるためだ。今回の目的からして、年単位とはいえ交換が必要なものを使いたくない。3番目の条件は点けっぱなしだと電気がもったいないし、使わない時に明るいと睡眠を妨害する可能性があることを配慮した結果だ。

　年末年始で帰省した際にホームセンターや家電量販店を探してみたのだが、案外この条件に合う製品がなくて苦労した。そもそも家電量販店はあまりこの手の商品に売り場面積を割くつもりがないようで、屋内用のセンサーライト自体の売り場がほとんどなかった。もういっそ屋外用の防犯ライトを取り付けてしまおうかと思って最後に寄ったホームセンターで見つけたのが、今回紹介するセンサー式LEDエコスリムだ。

取り付けてみたところと、点灯してみたところ。昼間の写真なのであまり明るく見えないが、夜だととても明るく見える

　電源はAC100Vで同梱の専用ケーブルで接続するため、遠くのコンセントを使うことも可能。そして電球色のLEDなのでもう一つある照明とのバランスもよく、人感センサーと明るさセンサーが付いているので必要な時だけ点灯してくれる。デザインも普通の蛍光灯の照明を小さくしたような形で照明機器として違和感がない。

本体の電源コネクター部分の拡大。反対側にも同じコネクターがついていて、専用の線でつなぐことができる

専用の電源線のプラグ

　さっそく購入して設置したところ、暗くなって人が通ると点灯してくれてセンサーの感度や反応する範囲も問題ないようだった。強いて問題があるとすれば今までの電池式照明に比べて明るすぎることだが、必要な時にしか光らないので大きな問題にはならないということで、気に入ってもらえたようだ。

　LED照明の商品がいろいろ出てきて、今までは照明を取り付けられなかった場所でも明るくすることができて筆者は大変満足している。これからもいろいろな照明が出てくると面白いと思う。

センサーの感知範囲。同梱の説明書にあったものだが、パッケージにも記載してほしいところだ

本体裏面にある定格の表示部分。消費電力6.5WなのでLED電球とさほど変わらない

スイッチとセンサー部分の拡大。Autoにするとセンサーで点灯するようになる。左側のドーム状のものが人感センサーで、その右側の黒い穴が明るさセンサーだろう

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