メンテナンスも楽々、黒板消しの形をしたディスプレイクリーナー

「Display Cleaner」。パッケージを兼ねた紙のスリーブに封入されている。誤って廃棄しないように注意

　「Display Cleaner」は、黒板消しの形をしたディスプレイクリーナーだ。機能そのものは、一般的なディスプレイクリーナーととくに違いはない。画面を拭いてホコリを除去する、ただそれだけだ。強いて挙げれば握りやすく拭きやすいのがメリットだが、できること自体は、ふつうの布製のディスプレイ拭きと同じだ。

　ところが実際に使ってみると、思いのほか便利で長持ちすることが分かる。その理由は、黒板消しそっくりのルックスにある。「黒板消しは汚れてきたらキレイにするもの」という、学生時代に身につけた習慣のせいで、付着したホコリを除去するメンテナンス作業が苦にならず、結果として常にキレイな状態を維持できるのだ。

　1枚の布の形状をしたディスプレイクリーナーの場合、しばらく使い続けているうちに、手元に置くのもはばかられるほど薄汚れてしまい、うやむやのまま捨てられることが多い。本製品はその点、付着したホコリは粘着テープなどですぐに除去し、紙のスリーブに入れてサッと収納するというサイクルを繰り返すことで、長期間にわたって新品同様の状態を維持できる。機能としてはありふれていながら、その形状ゆえ長期間にわたって使いやすさを維持できるというのは、外見と機能がうまく結びついている例として興味深い。

本体。黒板消しをそのまま縮小したルックス。持ち手のパーツは木製

マイクロファイバー製で付着したホコリが目立ちやすい

　もちろん拭き心地も優れており、マイクロファイバー製の素材はホコリをしっかりと吸着させ除去してくれる。使い始めて半年ほどになるが、これまで汚れが目立つようになるまで清掃しなかったディスプレイを、本製品のおかげでかなりマメに清掃するようになり、今ではデスクサイドに欠かせない一品となっている。見た目につられて買ってみたら想像以上の実用性の高さにビックリという典型的なパターンで、多くの方におすすめしたい製品だ。

ディスプレイを拭いているところ。黒板消しと同じ要領で使えるのでハンドリングは良好

付着したホコリ。粘着テープでかんたんに除去できるので、使いやすさが長期間維持できる