本日の一品

ボールペンも一緒になった「Bamboo Stylus duo」

「Bamboo Stylus duo」

 筆者は日常的に絵を描くタイプではないのだが、タブレット用のスタイラスペンは、1本あると何かと便利だと、最近になって気がついた。とある記念品として頂いたボールペンのお尻にスタイラスペンにもなるゴム先が付いており、それを使い始めたのがきっかけだ。

 特にタブレットやスマートフォンをスタンドに立てかけてある時は、ペンで操作するのが快適だと感じる。指先でのタッチ操作だと、手首が苦しい角度になったり、結局スタンドから取り外したりすることもある。ブラウザゲームなどでボタンが小さい場合もペン操作は確実で快適だ。

 タッチ操作専用のスタイラスペンを置いておくのもいいが、仕事中のデスクにはボールペンの1本や2本か欠かせないもの。スタイラスペンとボールペンが一緒になっていればありがたい。

 今回紹介する「Bamboo Stylus duo」は、ワコムのタブレット・スマートフォン用のスタイラスペン「Bamboo Stylus」シリーズのうち、ボールペンも搭載した1本2役のタイプだ。

 ペン先やキャップなどの金属素材のアルミパーツは工作精度も高く、緻密な印象を受ける。アルマイト処理のキャップは色も美しく、サラっとしたソフトタッチのボディとのコントラストもアクセントになっている。ペン先パーツの根本に付けられた、キャップを止めるゴムリングにも色が付けられており、構造上の制約が巧妙にデザイン性の高さに昇華されている。

 スタイラスペンのペン先は5mmのタイプで、ボールペン側も含めて、消耗したら交換が可能。ボディの直径は8.4mmで、16.2gとほどよい重量感がある。重量バランスも偏っておらず、良好だ。キャップが1つしかないのは残念だが、2つあっても片方を無くしてしまいそうではある。

 非常に綺麗な塗装や素材の発色、シンプルなデザインは、文房具としても満足の高い製品で、6色のカラーバリエーションも魅力。スタイラスペンの操作に目覚めた人ならチェックしておきたいアイテムだ。

ワコム製、スタイラスペンとしても申し分のないデキ(大したことには使わないが……)
反対側にはボールペン。なんでもかんでもデジタルと言わず、状況に応じて使い分けたいところ
ボディは硬めのラバー素材で触り心地も良好。ペン先やキャップは金属の質感が活かされている
ノベルティグッズでよくあるタイプの4色ボールペンと比較。バランスのよい細さと長さ、重さだ
製品名販売元購入価格
Bamboo Stylus duo 2nd Generation ブルーワコム3280円

太田 亮三