本日の一品
USB充電ポート付き海外用電源変換アダプター「楽ぷらUSB-W」
(2013/10/15 06:00)
新幹線車両内にACコンセントが標準で取り付けられたり、喫茶店やファーストフード店ではAC電源を無料で貸してくれるお店も多い。一方、航空機内の座席まわりでは、スマートフォンやiPod等の充電のためにUSBポートを標準搭載した機材も増えてきている。
スマホやタブレットを多用するビジネスマンの中には、もしもの場合のために、充電用USBケーブルとUSB/ACアダプターやUSBモバイルバッテリーを持ち歩くユーザーも多いだろう。
現状のモバイル機器を前提に社会インフラとして考えれば、もはや急がれるのはACコンセントの整備ではなく、USB充電ポートの方かもしれない。先進的なホテルでは壁面に従来型のACコンセントに加え、USB充電ポートをサービスとして備えているケースも多い。
IBMPCの経験からICT製品における“世界標準”の重要性を悟った業界は、USBの形状決定にも厳しい標準化政策で取り組んだ。お陰で、一部の掟破り製品を除き、どこのメーカーのスマホもタブレットも基本的に同じUSB接続で動作、充電可能となった。
一方、“世界標準”や”情報共有”などという言葉が生まれていなかった時代に大きく育ってしまった歴史あるACコンセントは、世界中の国々で電圧が異なり、また壁面コンセントから電力を得るためのコンセントの物理的形状もまちまちだ。
海外出張や旅行でそんなコンセントの違いに悩まされる人にとって、「楽ぷらUSB-W」は必要不可欠な便利アイテムだ。楽プラUSB-Wは、各国で違う「プラグ形状変換アダプター」+「変圧トランス」+「USB/ACアダプター」のインテグレーション製品だ。これ1個持っていれば世界中どこに行っても、スマホやタブレットの充電で悩むことはないだろう。
ただし、実際に使ってみて気がついたが、USBポートの数が2つというのは我慢できるとしても、各ポートの出力が5V・500mA(2ポートで最大1A)というのは現状ではきわめて不安だろう。USBを片側1口のみ使用する場合は1Aまで出力できるとはいえ、掟破りのiPadは単体での充電でも2.1Aを必要とする。実際にこのサイズで実現可能かどうか筆者にはわからないが、ビジネスマンの海外出張やスマホ家族の海外旅行では、2.1Aのポートが2個は必要だ。機能強化した「楽ぷら2」が早く登場することを期待して待ちたいと思う。
製品名 | 販売場所 | 価格 |
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楽ぷら USB-W | Amazon.co.jp | 2980円 |