本日の一品
PC買い換えで再びMacBook Airを選んだ理由
(2013/10/11 06:00)
2年前に購入した2011年モデルの13インチ MacBook Air。脱Windowsした初めてのMacで、いろいろ戸惑いがありながらも、新鮮さが全く感じられなくなるくらいには使い込み、使い慣れた。処理性能にも特に不満はなかったのだけれど、内蔵ストレージを最大容量の256GBにカスタマイズしていたにも関わらず、日々の取材で撮影したRAW画像などでいつしか残量はわずか数GBに。動作は鈍くなるし、不要ファイルを削除しまくっても数日で元通りになって、にっちもさっちもいかない状況になってきた。
2年たったし、仕事マシンとしてはそろそろ買い換え時期なのかもしれない。Mac OSにも新鮮さがなくなってきたから、またWindowsに戻ろうか……と思っていたのだけれど、結局同じMacBook Airの2013年モデルを選ぶことになってしまったのだった。
あくまでも主観で言えば、今はPC市場的にノートPCを購入するタイミングではないのかもしれないと思っている。Windows 8は8.1にバージョンアップされようかというところで、ようやくOSとしてこなれてきた感じが出てきたばかり。省電力と性能が大幅にアップしたというCPU「Haswell」搭載マシンは面白そうなのに、Windowsノートブックのラインナップとしては、やっと展示会などで発表され始めたところだ。
翻ってMacはどうかというと、MacBook Proはそれなりに性能が高く、Retinaモデルで圧倒的な高解像度を体験できたりと、魅力的なところはたくさんある。厚さと重さを我慢すれば、MacBook Airから乗り換える選択肢に入らなくもない。
ところが、MacBook Proは最新モデルが2012年発売ということもあり、Haswell対応でないばかりか、その他のパーツについてもほぼ“旧型”と言えるような内容。特に、最近ホットになりつつある(と思う)無線LANの仕様「IEEE802.11ac(以下11ac)」に対応していないのは、今後2年間は使い続けるであろうことを考えると、ちょっと厳しい。この11acは、Windowsノートブックでも同じように対応マシンがほとんどないという状況だ。
MacBook Airで体験したSSDの高速さからはもう離れられず、これまで使ってきたMacBook AirのSSDだけを交換するという選択肢もあったけれど、自分で交換するとしても、搭載できる大容量SSD(512GB)は8万円もする。だったらHaswellで11acにも対応した新しいMacBook Airに買い換えた方がいろいろ手っ取り早いのではないか。というわけで、結局フルフルにカスタマイズした2013年の13インチ MacBook Airに移行したのだ。
ところでMac OSには「移行アシスタント」というツールが標準で用意されている。これを使えば前機種から新機種にソフトや各種データを楽に移行できるのだけれど、“使い始めの気持ちよさ”を重視して、今回は必要なデータのみ手動でコピー。1週間かけて乗り換えることができた。まあ、インストールしたソフトも同じなので、使い勝手が全く変わらないのはなんだかなあとは思う。次のOS X Mavericksには「Bluetooth SMART READY」対応が含まれているという噂もあり、なんだかんだで今後に期待している部分もあるけれど。
ちなみに変わったところを強いて挙げるとするなら、MagSafeがMagSafe2になったせいか、電源コネクタのサイズが変わってしまっていること。同じように古いMacBookから新しいMacBookに乗り換えるにあたって、以前のACアダプタを使い回そうと考えている人は注意しよう(アップルからコネクターの変換アダプターが発売されている)。
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
---|---|---|
13インチ MacBook Air | アップル | 18万4801円 |