金額を計算してくれる賢いデジタル貯金箱
トイレットロールよりもふたまわり程度大きい貯金箱。ブタさんのお腹は結構大きい |
台湾メーカー「ikiddo」が発売し、パソコンパーツでお馴染みの恵安が発売する「digiBANK」は、定番のブタ型の貯金箱でありながら、世界初の全種類コイン識別機能も搭載する、古さの中に新しさがあるデジタル貯金箱だ。パンダ型もあるが、ブタ型、しかも羽の生えた天使のブタということでこちらを選択した(中華圏ではかわいいブタのグッズが多いのだ)。
digiBANKのオンリーワンの機能「全種類コイン識別機能」とは、その名の通り、本体のコイン投入口にお金を投入すると、1円玉から500円玉までコインを識別するというもの。コインを投入すると、コインの種類に対応した「チャリーン♪」音が鳴り、画面上部の液晶画面で貯めはじめてからの合計金額を計算してくれる。最初は「外国メーカーが開発するのだから、全種類コイン識別機能とは世界各国のコインを識別するのか、恐るべし!」と夢をみてたのだが、これは勘違いで、実際のこの製品は日本のコインを判別する貯金箱であった。試しに外国のコインを入れてみると、1円玉のような軽いコインは1円、10円玉ぐらいのコインは10円、500円玉のような重めのコインは500円と扱われた。
この製品、ただ落とすコインを認識するだけではない。どのコインを何枚入れたかという履歴を記録しており、本体画面で表示が可能。また目標貯金額を設定でき、貯金額の達成率が記される。貯金箱というはお金のInとOut、それにどれだけ多く貯められるかがキモだが、Outにあたる「底の蓋」にもちょっとした仕掛けがあり、このフタが開けられるとそれまで貯めに貯めた貯金データがリセットされ0に戻ってしまうのだ。子供向けを謳う製品だけに、子供にありがちな貯金箱オープンという誘惑にかかったかどうか、分かってしまうわけですな。
貯めることについても一工夫あり、設定した貯金目標額の1/5、2/5、3/5、4/5、貯金目標額にそれぞれ達すると、画面上部の液晶画面に達成度合いなどが表示され、音楽が流れる。貯金目標は液晶画面脇のボタンで調整でき、5000円間隔で9万5000円まで設定できる。最低が5000円からの設定なので、達成への壁は低くはない。
なお、液晶画面脇のボタン類で、時刻の設定やめざまし時計の設定もでき、目覚まし時計の代わりにもなる。ひと味違う貯金箱を捜している人は、digiBANKを検討してみてもいいかもしれない。
本体上部の液晶画面とインターフェイス類 |
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
digiBANK I-PIGGY | 恵安 | 1380円 |
2012/6/28 06:00