ビジネスでも使える、白いアクセントのショルダーバッグ


横型トートバッグの全体。白いのが名前の由来にもなっている革でできたパーツだ

 年度が替わったこともあり、数年使ってきたバッグを新調することにした。今まで使っていたのは背負い、手提げ、肩掛けの3つの持ち方が選べるようになっているものだった。サイズや容量に問題はなかったのだが、ショルダーベルトの取り付け部分の強度が足りておらず、パソコンやらなにやらを詰め込んだ状態で持ち歩いていたら縫い目がほつれてしまい、仕方なく背負う形で使ってきたものだ。筆者はなで肩なので背負う形だとずり落ちないように無意識に肩を張っているようで、常に肩がこっていた。

 そこで、新しく買う鞄は通勤電車でも邪魔になりにくく、なで肩にもやさしいショルダーバッグで、わりと多めの荷物がきっちりと入るもの、それでいて手ごろな価格のものを選ぶことにした。

 そんな条件でしばらく探していて、ショッピングセンターの鞄売り場で目に付いたのが濃いグレーに白のアクセントのバッグ、HIDEO WAKAMATSUの横型トートだ。目立った白のアクセントは革製のパーツで「ソード」という名前もこの剣先をモチーフにしたパーツから取ったものだということだ。筆者はこの白い革のアクセントが大いに気に入ったのだった。適度に目立つデザインには実用上のメリットもあって、社外の会議などで多くの人がバッグを1カ所にまとめて置いたときでも、見つけやすいのだ。それでいて突飛すぎないというところがポイントである。

 革のパーツが付いていることもあってそれほど軽くないだろうと思っていたのだが、手に取ってみると思った以上に軽かった。バッグに付いたタグによると、東レのファリーロという中空の繊維を使っているため、丈夫さと軽さを両立しているということだ。毎日持ち歩くものなので、少しでも軽くて丈夫なのはうれしい。

 もう一つ気に入ったのはポケットが多いところだ。写真を見ての通り、鞄の前の部分にジッパー付きのポケットが二つ、さらにそのポケットを跳ね上げると小さなポケット2つとジッパー付きの大きなポケットと、いろいろなパターンのポケットが用意されている。小物を持ち歩くことが多いので、こういう作りはありがたい。

 もちろん鞄内部にもポケットは用意されており、またメッシュポケットやペットボトルを固定できるホルダーがあるなど、至れり尽くせりの作りになっている。前のバッグでは中にポケットを増やすための間仕切りを使っていたのだが、これもなくしてさらに軽くするすことができそうだ。

 さらにもう一点、筆者が購入を決めた大きな理由があった。それは鞄の内側が鮮やかな赤色だったことだ。普段持ち歩くバッグの中身はノートパソコンや仕事道具など、なくしたり落としたりしては困るものばかり。しかしうっかりジッパーを閉め忘れてしまうこともないとは言えないだろう。そんな時、バッグの中の色が外の色と明らかに違えば、開けっ放しであることを気付くことができるかもしれない。ショルダーバッグなので開けっ放しでも落下などの問題にはならないかもしれないが、やはりトラブルを起こす確率は多少なりとも減らしておきたいと考え、この鞄を選んだのだった。

 白はあまりにも目立つのでもっと地味な方がいい、という方には革の部分が黒のものも用意されている。インターネット上の通販でも値段はほとんど変わらないようなので、店頭で実物を見て気に入ったら、そこで買ってしまうことをおすすめしたい。


バッグの中は鮮やかな赤だ。写真の上側(身体に近い側)にメッシュのポケット、左側にペットボトルホルダー、下側に小さなポケットが付いている。小さなポケットの右端はペンホルダーのようだ。最近、突然の雨が多いので、筆者はペットボトルホルダーを折りたたみ傘を固定するのに使っている前の部分のポケットを跳ね上げたところ。2つ並んでいる正方形は出し入れ自由なポケット
Macbook Air 13インチも余裕だ。ただし中にクッション性のある素材は使われていないため、インナーケースに入れてから収納するようにしている

 

製品名製造元購入価格
HIDEO WAKAMATSU ソード 横型トート協和1万6000円

 

 

(大木真一)

2012/6/20 06:00